パパイヤは爽やかな甘さがあり、果肉に潤いと柔らかみがあります。そのまま食べても料理に加えてもおいしく、さまざまな食べ方があります。そのなかで、一番の栄養価が高いのは新鮮なまま食べることです。パパイヤはビタミンA、B、B1、B2、C、多種のミネラル(鉄分、カルシウム、カリウム)、タンパク質、パパイン、繊維質及び有機酸などを豊富に含みます。そのうち含有量が特に高いのがビタミンAとビタミンCで、スイカとバナナの5倍あり、更には「推奨する1日当たり摂取量」の3倍以上になっています。パパイヤには風邪を予防し、症状を抑える力があります。
パイナップルは高温を好み、耐乾性が強く、台湾の気候と環境にも合っています。そのため台湾は、パイナップル栽培ではもとより優れた条件が整っています。こうして台湾のパイナップルは四季を通じて栽培できる果物になりました。パイナップルは、ビタミンA、B群、C、E、カルシウム、鉄分、マグネシウム、リン、カロテンなどの栄養素を豊富に含み、非常に多くの品種があります。なかでも金鑽鳳梨(パイナップル)は、良い口当たり、たっぷりの甘さ、低い酸度、繊細な肉質、そして濃厚な風味が特徴で、台湾を代表する果物となっています。
蓮霧は、台湾ではほぼ四季を通じて食べられ、栄養があっておいしく、ジューシーな果物です。屏東県が最大の産地です。食べ応えがある口当たり、甘みがあります。蓮霧は季節と品種により、見た目が多少違ってきます。例えば、冬には色合いが赤黒色っぽくなり、黒いほど甘みが増します。夏は日照時間が長いために、収穫する蓮霧も成長が速く、色は淡紅色になります。
現在台湾は、バンレイシでは世界最大の栽培面積、そして最高の生産技術と品質を誇る国になっており、台東県卑南郷が最大の産地です。台湾ではバンレイシの品種は、大まかには「大目釈迦(シュガーアップル)」と「鳳梨釈迦(アテモヤ)」に分かれます。シュガーアップルは果肉がプリプリで、酸っぱい中に微かな甘みがあり、パッションフルーツとパイナップルの香りがします。アテモヤはあっさりとした果物らしい香りが特徴で、ぎっしり感のある口当たりで、飽きのこない爽やかな甘さです!