台湾には澎湖県、金門県、連江県(俗称「馬祖」)の3つの離島県があります。これらの島々には、現地の文化と歴史が色濃く残されており、台湾本島とは異なる独特の旅情が楽しめ、アイランドホッピングやディープな旅を求める旅行者に最適です。
離島を訪れる季節:
4月〜10月:天候が比較的安定しています。7・8月は台湾の夏休み期間で観光のハイシーズン、酷暑。この時期に訪れる場合は事前に交通機関や宿泊施設を確認してください。
11月〜3月:東北の季節風の影響で波風が強くなり、観光客は減少します。この時期に訪れる場合は、船や飛行機の便が欠航していないか事前に確認が必要です。
澎湖県
澎湖県は90の島々からなる群島です。壮大な柱状玄武岩の景観、有名なランドマーク「ダブルハート石滬」、そして澄み渡った青い海と独特な島文化が魅力です。
おすすめ体験コース
石滬探索と魚市場ガイドツアー
七美の「ダブルハート石滬」は、単なる観光スポットではなく、先人の漁の知恵が詰まった場所です。「石滬」とは潮の満ち引きを利用して魚を追い込む百年以上の歴史を持つ伝統漁法で、澎湖の各島々でその姿を見ることができます。石滬の仕組みを詳しく知りたいなら、「離島出走」のツアーがおすすめ。古の漁業技術を安全に探索できる専門的なガイドサービスを提供しています。
また、澎湖は海流が交わる場所にあるため、豊かな海の幸に恵まれています。その土地を知る近道は、市場に足を踏み入れること。「年年有鰆」が提供する魚市場ガイド(英語対応可)に参加して、馬公の魚市場を巡り、現地の魚や澎湖の豊かな物産について多角的に学んでみましょう。
ツアーを予約:
年年有鰆
持続可能な農村と風を避ける知恵
冬の澎湖は強風が吹き荒れます。そのため、「菜宅」という畑を囲って守る石垣が発展しました。南寮コミュニティは2017年に「世界の持続可能な観光地100選」に選ばれました。ここでは修復された「魚灶」を見ることができます。これはかつて村人が水揚げされた魚を蒸し煮にするために使った伝統的なかまどで、昔の人の保存食作りの知恵を今に伝えています。
金門県
金門県は高粱酒でその名を知られ、大小様々な島々から構成されています。「戦地」としての濃厚な歴史を背景に、離島ならではの自給自足の逞しさが息づいています。
小麦と高粱が織りなす独特の田園風景
台湾小麦の主産地の一つである金門では、毎年春3〜4月には果てしなく広がる黄金色の麦畑を見ることができます。秋には赤褐色の高粱が風に揺れ、本島の農村とは異なる、ここだけの季節限定の美景が広がります。
離島で味わう新鮮なミルク
金門には畜産試験所があり、地元の人々に香り高く濃厚な牛乳を提供しています。金門を訪れたら、ぜひここで牛乳とアイスキャンディーを味わってみてください。水産試験所では「生きた化石」と呼ばれるカブトガニの生態を間近に観察でき、金門の多様な素顔に触れることができます。
連江県
金門と同じく戦地文化の背景を持つ連江県は、通称「馬祖」と呼ばれ、南竿や北竿など数十の島々から成ります。現在、台湾の最北端に位置する県として、独自の閩東文化、伝統建築、豊かな自然の生態、そして漁村の景色が完全に保存されています。
地元の海鮮とグルメを堪能
海と共に生きることは馬祖の人々の日常であり、郷土料理にも様々な魚介類が登場します。なかでも現地で「殻菜」と呼ばれるムール貝は、台湾全土で有名です。ムール貝のおいしさはもちろんのこと、地元で獲れた魚を練り込んだ魚麺や、サツマイモで作られた黄金餃など、独特の農漁業文化を舌で感じてみてください。