煮込みや漬物などの加工品は防腐剤を全く使用しておらず、全工程が低温で処理され、冷蔵配送される。田媽媽(ティエンママ)のメンバーである荘姿儀(チョアン・ツイー)さんは、「うちの食品にはまず製品としての完全性が求められ、新鮮さと心のこもった手作業が重視されている。若い人たちが地元食材の価値をもっと認識し、健康的概念の普及が進むことを希望している」と述べている。
外国でハーブを使うように、伝統的漢方薬の「益母草」(やくもそう)を使った加工食品も作っている。荘さんによれば、「野生の益母草は畑や農家の家屋の周りに生えているので、子供のときから母親が益母草を使ったスープを姉妹たちに飲ませてくれた。益母草は血行をよくし月経不順に効果があるので、婦人科の最高の薬草である。」祖先から受け継いだ知恵を途絶えさせたくないので、荘さんと他の田媽媽のメンバーたちは益母草を日干しにしてから煮汁をとることを思いついた。一ヶ月以上かけて味を調整し、おいしくてヘルシーな益母草鉄蛋(煮卵)や豆乾(干し豆腐)などの煮物製品の開発にこぎつけた。
酵素泡菜(キムチ)は本来、弁当の中でも目立たないおかずだったが、口コミにより、トップセールスのお土産商品に変わった。新鮮な果物と砂糖などを大きめの桶の中に入れて2ヶ月間放置して発酵させてから、白菜やキャベツを浸して、一週間塩漬けにすると、甘酸っぱくてシャリシャリした酵素泡菜(キムチ)が完成する。前菜に、また麺やご飯のお供に最適で、鍋料理に入れてもよい。金門の高梁酒とCAS認証済みの豚肉で作った泡菜香腸(キムチ腸詰)はおいしく、身体への負担もない。
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