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金山温泉区

金山温泉区

1867年新北市金山区で起きた大地震により、一帯の岩層が爆発し、金山温泉が発見されました。民生路にある「金山総督温泉」は旧称を「新館温泉」といいます。日本時代の台湾総督府による要人招待所として建てられたものです。近年では、レジャーブームに相まって、金山区で大規模温泉ホテルが開発されるようになりました。金山温泉の水源は大屯山火山郡にあります。金山区、万里郷の地盤を通過し、そして最後に金山区の海岸から湧き出てきます。このように山と海の断層を通り抜けて湧き出る温泉は大変珍しく、また世界的にも大変まれなハロゲン温泉として知られています。

陽明山から陽金公路沿線の美しい山と海の風景を眺めながら金山へ向かうとまもなく金山温泉地に着きます。ここでは温泉のほかに、広安宮前の「金包里鴨肉」も有名です。この二つを楽しまなければ、金山へ行ったとはいえないほどです。

金山温泉区

鴨肉
現在金山廟の前にある「鴨肉」は、その昔、麺を売るぱっとしない小さな屋台でした。あるとき偶然、その屋台の主は金山中角地区の養鴨場と縁があり、カモ肉料理の経営を始めるようになりました。ここで販売されるカモ肉は、一般的に70日間の飼育ですぐ出荷されるカモ肉とは異なり、小麦、とうもろこし、ラードなどを与えて130日間かけて丹念に育てられたものです。肉質は弾力があり、生臭さが全くありません。限定販売の「白切鴨肉(蒸しカモ肉)」が大人気で、店は昼近くになると込み合いを見せ、夕方までに売り切れてしまいます。ぜひお早めに!

◎泉質
硫黄ナトリウム(海底温泉)、炭酸泉、硫黄泉、鉄泉
◎特徴
硫黄ナトリウム泉水:黄みがかかった透明で、渋い塩味。硫黄泉:硫黄臭がある、半透明の乳白色か灰色。炭酸泉・鉄泉:入浴飲用とも可。