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礁渓温泉区

礁渓温泉区

礁渓温泉は台湾でも珍しい平地部の温泉です。数万年前の亀山島の火山噴火により、地下の岩石層のマグマの温度が下がらず、それに加えて多雨な蘭陽平原から大量の雨水が地下の岩石層に浸透して加熱され、熱くなった地下水が圧縮されて温泉水として湧き出ています。
礁渓温泉は、日本統治時代に発展を見せました。旧称を「湯圍温泉」といい、芸者や三味線を抱えた「流し」が行きかう夜の盛り場で、「小北投」とも呼ばれていました。近年は、地元の温泉業者によって新たなヘルシー志向が取り入れられ、泉質とともに質の高いサービスを提供しています。

礁渓温泉は伝統的な温泉郷でありながらも、時代にマッチした新しい顔を絶えず模索してきました。様々なスタイルの温泉があるのはもちろん、また温泉水を利用して栽培された「温泉野菜」が礁渓郷の有名な特産品となっています。

礁渓温泉区

温泉野菜
温泉水で栽培される野菜を台湾では「温泉蔬菜(やさい)」と呼んでいます。礁渓温泉の水質は清らかで、鉄、マンガン、マグネシウム、カルシウムなど微量元素を豊富に含んでいます。また22℃~33℃ほどの水温は、野菜の成長を促進し、新鮮でシャキシャキとした甘みのある野菜を育みます。今日、温泉野菜は地元農協の奨励のもと、礁渓の特産物の1つになっており、中でも、空心菜(アサガオナ)、トマト、ヘチマ、マコモダケの竹の子は温泉野菜の四宝と言われています。

◎泉質
炭酸水素ナトリウム泉
◎特徴
無味無色、飲用可。