高雄の大樹には3つの宝があります。パイナップル、美しい景色、玉荷包ライチです。しかしこの「三宝」のほかに、可愛らしい羊、栄養価の極めて高いクワの実があるのはご存知でしょうか？
専門家による飼育 最高級の品質
《大樹休閒農業区(大樹レジャー農業エリア)内に位置する《華一休閒農場(華一レジャー農場)》では、数種類の違った模様の羊の繁殖がおこなわれています。放牧区エリアで牧草を与えることができるだけでなく、羊の群れの様々な姿を観察できます。また羊小屋で専門のガイドにより羊の成長と羊乳の生産過程を理解できます。
1979年《華一農牧行》が設立され、農場自身による繁殖、生産、誘致、配送のモデルでの運営を採用していました。近年の農政部門のレジャー農業推進と同時に、より多くの人々に羊の生態を理解してもらいたいと願い、《華一休閒農場(華一レジャー農場)》が設立されました。学校での生態教育の場所であるというだけでなく、高雄地区全体の人々の優れたレジャーの場となっています。
《華一休閒農場(華一レジャー農場)》には完全に自然環境に溶け込んだ放牧エリアがあります。羊たちの運動場であり、放牧エリアのとなりには「羊咩咩的家(メェメェ羊さんの家)」があり、6つ星クラスの羊舎と称しています。天井の高いスペース、全数ステンレススチール材質を採用し、広々とした歩道があり、さらには高圧霧製造システムの導入で羊たちをより健康にしています。運が良ければ「羊の乳しぼりショー」を見ることができ、搾りたての羊のミルクが味わえます。
《華一休閒農場(華一レジャー農場)》には季節の変化に伴い色を変える落羽松(ラクウショウ)、旧暦の8月に淡い香りを漂わせる桂花(モクセイ)と鶏蛋花(インドソケイ)、鉄樹(ソテツ)、紫薇(サルスベリ)、五葉松などを含む100本を数える大木があります。このほかパーク内には「生態体験館」が設けられ、巨大な蜜蜂の模型で蜜蜂の構造と機能を理解してもらっています。さらには甲虫の各段階での実物標本があり、甲虫の成長過程を理解でき、室内ではすばらしい自然生態の授業も受けられます。農場で光蝋樹(シマトネリコ)群の所在地を探すのをお忘れなく。甲虫たちが最も愛する生息地であり種の復活を促進する基地でもあります。またチャンスがあれば、生きた甲虫を見られます。
農村の旅 最高級の体験
台湾のパイナップルの栽培面積は約1万ヘクタール以上あります。《大樹休閒農業区(大樹レジャー農業エリア)》が占める面積は2,000ヘクタール以上あり、中でも《龍目社区》は台湾最大のオーガニックパイナップル園です。ここは金鑚パイナップル、玉荷包ライチで台湾全土にその名を知られています。特に清明節の後にパイナップルは生産期に入ります。パイナップル畑に向かい自ら収穫し、関連する知識を学習できるチャンスがあり、また手作りでのパイナップルジャム、パイナップルケーキ作りなど、農業を楽しむイベントが体験できます。
ここではパイナップルケーキのDIYイベントもおすすめです。親子や友達たちと一緒にお菓子作りに参加できます。時間節約のため、主催部門が事前に材料を準備しています。特に注目したいのは、スタッフが準備した刻んだミントの葉です。パイナップルケーキに香りを添えるために、好みに合わせて生地に撒くことができます。最後に完成品の上に番号をマークし、オーブンに入れて焼きあがるのを待ちます。
パイナップルケーキのほか、《龍目社区》では窯焼きピザとパン、生態ガイドなどのイベントがあります。さらにパナップルの葉から抽出した繊維によって作製された「鳳繊紙」はとても特色があります。
美味しいクワの実 最高級のこだわり
自然で毒性フリーの管理を採用した桑椹園(クワの実園)のため、《大樹休閒農業区(大樹レジャー農業エリア)》内にある《張媽媽休閒農場(張媽媽レジャー農場)》は多くの消費者からの優れた評価と支持を受けています。大樹郷の玉荷包ライチとパイナップルにはより多くの経済的価値があったとしても、オーナーは大量のクワの実を栽培することにこだわり、より多くの人々がクワの実の優れたところを理解してくれるよう願っています。
《張媽媽休閒農場(張媽媽レジャー農場)》は1983年から大規模なクワの実の栽培をはじめました。今に至るまで三代目の子弟が後を継いでいます。最盛期にはパークでのクワの実狩りを開放しているほか、通常時にもクワの実ジュース、クワの実ワイン、クワの実酵素酢、クワの実ジャムなどの商品を販売しています。四季を通じてクワの実のもたらす美味しさと健康を楽しむことが出来ます。レジャー農場の創立時の初心について語ると、はじめて創設者の小さな家族が軽い喘息を患ったことに由来していることがわかります。時には夜半に咳込み、医師の診察を受けるのにも不便でした。暖かいクワの実ジュースに塩を少し加えて服用すると、咳の症状が緩和したため、張媽媽一家はさらに信念を固いものとして、人々に最も天然のクワの実製品を提供しているのです。
しかしクワの実は保存と長距離の運送に弱く、市場で見かけるのは比較的珍しいです。通常は生産期に収穫した一部のクワの実を急速冷凍した後、さらに加工品を製造しています。園のオーナーは果物酢を100％のオリジナルのフルーツジュースで醸造することにこだわっています。特別に嘉義大学、台南農改場、新竹食品研究所、屏東科技大学などに向かい果樹栽培と農産品の加工技術を学び、生産販売履歴認証を通過しています。農業委員会の「生産販売履歴達人賞」を受賞し、さらに多くの人々に農場の心配りを認められています。
毎年4月、クワの実の最盛期になると《張媽媽休閒農場(張媽媽レジャー農場)》は対外的にクワの実狩りを開放しています。またDIYでのクワの実酢とジャム作りイベントを企画し、体験に訪れる観光客は毎年途切れることはありません。次回《大樹休閒農業区(大樹レジャー農業エリア)》を訪れる際は、園のオーナー一家の心配りを感じ、クワの実の美味しさを味わうことをお忘れなく。
