軽装で出かけよう!バックパッカー向け台東スロートリップ
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臺東縣

軽装で出かけよう!バックパッカー向け台東スロートリップ

池上について
池上は台東県の最北端に位置しています。中央山脈から流れ出した新武呂渓と万朝渓により南と北に堆積してできた平原で、水があり人が住み、土地があり人が耕すことで、農耕と自然が主な産業となっています。100年余り前、西部からの移民が続々とこの地に移住してきました。移住者の多くが大坡池に集中したため、この地は「新開園」と呼ばれていましたが、後に日本人の統治により地名が「池上」と改められました。
池上郷内の面積はわずか82.6キロ平方メートル、台北市の面積の約30%に当たります。人工はわずか8,300人、台北市の人口の0.3%のみとなります。縦谷内の多くの郷や鎮と同じように、3割が先住民、3割が客家、そして3割が平埔族となっています。3種類の文化的要素が池上で互いに溶け合あう姿が池上ではよく見られます。2004年に農業委員会が「池上郷萬安休閒農業区(池上郷錦園万安レジャー農業エリア)」を設立しました。2007年に「池上米郷休閒農業区(池上米郷レジャー農業エリア)」へと改名され、池上の農作物の特徴を強調するようになりました。
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早朝に伯朗大道を楽しむことこそスマート
台九線の池上大橋から前方を見れば、有名な伯朗大道と金城武の樹を見ることができ、多くの協力自転車が田畑の間を通り抜けていきます。目の前すべてに一面の田畑と稲がもたらす視覚的な感動が広がっています。伯朗大道の入口にあるフレームは観光客が自撮りや記念撮影をする聖地となっています。ここに近い海岸と山のふもとの万安村は、池上で最も早くに発展した村落の1つです。数年前から1台また1台と観光客がやってくるようになり、多くの古い家屋が自転車のレンタルショップへと変わりました。
台東の日差しは強烈でパワフルです。金城武さんのようにかっこよくのんびりと自転車で伯朗大道を進みたくはありませんか?最適な訪問時間帯は早朝で、適度な温度、黄金の光、そして人と車で混雑していない背景を楽しめます。樹木、田んぼ、人情を見る。これらはどれもが伯朗大道でのもっとも素晴らしいつながりなのです。多くの農作業は非常に朝早くから始まります。農作業の邪魔にならなければ、いつもとても情熱的に歓迎してくれます。地元のおじさんはちょくちょく軽トラックを泊めて、手を伸ばしてプライベートな位置と撮影の角度を指摘してくれます。農作業について話し出すと話題は尽きることはなく、こころから満足できます。
池上についてより深く知りたい場合は、地元のガイドを頼むのも優れた方法です。朝早くから出発して自転車に乗り、地元に住む目を通して、より多くの池上の様々な認識をもたらしてくれます。またはガイドブックに載っていない、プライベートな観光スポットに連れて行ってくれます。
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農作業体験
池上の四季の景色には様々な風情があります。稲穂が緑色から黄色へと変わった後、冬の菜の花が引き続き登場します。11月から2月まではトンボの天国となり、道の両側では異なる風景があります。
池上の美しい景色への人気はすでに東南アジアまで広まっています。特に香港、シンガポールなどの観光客には、居住環境が狭く人が多く、大きな田園風景が珍しいためです。外地からの観光客はこの場所で風景を見る、美食を味わうほか、田畑で農作業を体験することも大好きです。農作業の進度は天候次第であり、異なる時期には異なる農作業があります。旅人は「指定されたアイテム」の考え方を忘れ、青年農家とともに田畑の間に入ります。「荘稼熟了」での農作業体験の時間は、特に午後3時が選ばれています。縦谷の夏の午後は雲が起こりやすく、この時には強い日差しが緩和され、田畑を歩くのに適しているからです。1時間ちょっと汗をかいた後に、米を利用して作られたおやつとアフタヌーンティーを味わえば、美味しい料理がさらに味わい深いものとなります。
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米の郷の地元に密着した田媽媽
池上で最も有名な美食は米であり、米で製造された副産物もまた非常に魅力的です。地元の米料理を食べたいのなら「田媽媽緑秧美食餐廰(田媽媽緑秧美食レストラン」は絶対に選ぶべきレストランです。数名でオーダーするコースメニューのほか、1人分のセットメニューもあり、1名で、小さな団体での食事にも非常に適しています。
田媽媽レストランは低炭素をマイレージとして地元食材を掲げ続けています。池上の農家で作られる米は一粒一粒がしっかりしています。濃厚なコメの香りがあり美味しく、しっかりとした食べ応えがあります。メインディッシュの排骨(スペアリブ)は香ばしくサクサクに揚げられていて非常においしく、付け合せも何ら遜色ありません。地元の野菜を使った様々な種類での調理方法による料理は、美味しいだけでなく様々な食感による楽しさも兼ね備えています。
近年レストランの内装が新たになりました。明るく快適で現代的なスペースは、正午にエアコンの中で美味しい料理を食べるのは、体力を補給するのに、本当に最高の選択です。ある人は甘いものはもう一つの胃袋に入る、と言いますが、田媽媽のランチをたっぷり食べた後には、付近の農業組合の稲浪米専門店に向かい、池上米で作ったアイスクリームを買っておやつにしましょう。米香アイスクリームには米の香りと米粒の食感があり、とてもしっかりとした味わいがあります。ほかの場所ではほとんど見られない、池上の地元のおいしさです。
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地元の人は駅前の中山路を「大街」と呼びます。大街にある「田味家」は午後から営業が始まり、客足は絶えることがありません。オーナーの張力尤さんは母親から客家のすぐれた技を受け継いでいます。店内の客家のお菓子はみな人気商品ですが、夏の午後にはさらにたくさんの客がかき氷を食べにやってきて、牛汶水という客家のB級グルメは非常にたくさんの尋ねられています。餅の上にピーナッツパウダーを撒きシロップをかけて作られたおやつです。簡単ではありますが、伝統的な客家のおやつの懐かしさと味わいがもたらされます。この面白い名前は、砂糖水に浸した餅がまるで牛の背のように水面に浮かび上がることによるものです。お口に入れる前に心を込めてその場面を思い描いてみることをお勧めします。このほか店内の杏仁茶の香りは鼻をくすぐり、飲むと濃厚でしっかりとした材料がはいっているため、味わってみる価値があります。
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稲作の産地であるため、多くの店で米を利用した新しいメニューが開発されています。「荘稼熟了」では米の多元性のある開発を行っています。例えば朝食の饅頭に米を加え、口の中の餡の味わいにも米粒の食感があり、同時に歯応えは失われていません。とろ火で煮詰めた米漿は既製品とは違い甘みが高く、濃厚でピュアな味わいです。米のケーキは運がよければ食べられるお菓子です。しっとりとした食感に、さらに米の香りが加わり口の中で広がります。
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黒色騎士
作家の蒋勲曾氏が《池上印象》で述べている「黒色騎士」とは池上の若者たちから組成されています。うち数名は故郷に戻ってきた青年たちであり、その一部は池上の土にからめとられたのです。「荘稼熟了」の魏文軒さん、「田味家」の張力尤さん、「走走池上」の羅正傑さん、「Bike de Koffie」の郝朝洋さんらはみなその構成分子であり、地元で小さな事業を経営しています。
彼らはみな「武車」と呼ばれる黒く古いバイクを所有しており、いつもは店内に飾ってあります。イベントがある時には、車の後ろに店内のお菓子を載せて出没します。黒色騎士の初心は古いバイクにより、人々の懐かしい時の美しい記憶を呼び覚ますことです。彼らがつらなると、まるでエネルギーの塊のようです。町の背後に隠れていますが、この小さな団体に注意したときから、池上に埋もれている運動エネルギーを感じられるでしょう。チャンスがあれば「黒色騎士」の鉄製プレートのある店内に来て、関連するイベントに参加できないかどうかをと言わせてみてはいかがでしょうか。池上のエネルギーを体感できます。
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一人旅の夜には「走走池上」、「借冊所」などの店に座り、店内の人々とおしゃべりして、他人の目に映る池上に耳を傾けることが出来ます。池上にとどまったデザイナーである羅正傑さんは古い家屋の1階をコーヒーショップ「走走池上」として新たに打ち出しました。表面上は客人に届けているのはコーヒーのようですが、実際にはより多くの池上の質感を得ることが出来ます。例えば自ら撮影した写真をプリントしたポストカードです。プリントされているのは観光でよく見る有名な景色とは限りませんが、却ってプライベートな旅と池上での生活のきめ細やかさが表現されています。
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池上の米郷休閒農業区(米郷レジャー農業エリア_は一人旅にとても適しています。自分自身の歩く速度を緩め、地元の生活に触れ、より多くの池上の人々とおしゃべりすれば、より多くの違った美しさを探し出すことができます。
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