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宜蘭縣

新南レジャー農業エリア

袖をまくり上げて蔓を引っ張りメロンを引っ張り上げる。一口熟れたメロンの甘い香りを楽しむ。地元の食材で本物のオリジナルな味を味わう。農村生活1日旅行では、様々な生命のシンプルなすばらしさを再度味わうことができます。

天の神様は宜蘭県の壮圍に素晴らしい贈り物を与えてくれました。蘭陽渓と太平洋の流れが集まり、微量元素を豊かに含んだ淡い塩気を含んだ水質が壮圍もたらされます。加えて排水に有利な砂質の土壌と、雪山山脈により春と夏の昼夜の温度差が激しい気候が創り出され、瓜類の生長に有利な環境となっています。このため「メロンのふるさと」の美しい名で呼ばれているのです。壮圍の南側にある新南レジャー農業エリアではメロンを利用した物産と地元の美しい緑の水田の景色により、果物狩り、水生資源を知るなどの農業体験イベントが開催されています。新南の素朴な農村、自然の生態、豊かな農産物、そして農家の暖かな人情を自分自身で味わう旅へとご招待します。

新南レジャー農業エリア
官漢煤さんはハミウリのほかにもメロン、カボチャ、ミニトマトを栽培し、人々に果物狩りの面白さを体験してもらっています

夏の盛りハミウリ狩りに訪れる

新疆ウイグル自治区のハミ地区からやって来たハミウリは、ラグビーボールのような形で皮に白茶色の模様があり、シャキシャキした食感と香りで台湾の人々から喜ばれています。ハミウリは新南に根を下ろした後、地元の人気果物となりました。ハミウリ狩りをしてみたいなら「新南農園」では果物狩り体験が開催されており、心ゆくまで楽しんでから帰路に就くことができます。新南農園のオーナー官漢煤さんはA型のフレームに1株1粒栽培する「手間暇かけた」栽培方法により、優れた品質の香り豊かで甘くおいしい、梨よりもさらにシャキシャキしたハミウリを生産しています。毎年4月から6月はハミウリ、メロンとカボチャのシーズンです。1月から5月にはトマトの最盛期になります。予約してから新南農園を訪れれば、季節と共に移り変わる家族全員での瓜狩りの面白さを楽しめます。

積み上げられたカボチャへの驚き

真夏のハミウリの季節が終わりを告げる頃になると、続いてカボチャが特色ある農産品となります。「旺山レジャー農場」に足を踏み入れると、まるで童話の中のカボチャの王国に入り込んだよう。カボチャのトンネルには空に一面のカボチャが実り迎えてくれます。30年以上に渡りカボチャ王国を創り上げてきた林旺山さんは、450種類以上のカボチャとヒョウタン科の品種をコレクションして、一方で観光客が鑑賞しやすいよう、もう一方では瓜類に全面的な日照と成長環境を与えるために、季節の移り変わりに応じて瓜棚に栽培しています。園内では予約制のガイドを提供しています。また手土産、カボチャのキャンドルスタンドやペン立てのペイントDIYなどのイベントも開催しています。「春にはカボチャの棚の下で楽しみ、夏にはカボチャの花とカボチャを鑑賞し、秋には一面カボチャの棚が埋め尽くされ、冬には様々な種類のカボチャを保管する」の通年を通じたレジャー農業の遊園地です。

新南レジャー農業エリア
旺山レジャー農場のカボチャトンネルは異なる品種、変わった形のカボチャで埋め尽くされています

自然な村落の美学に密着する

新港を訪れたのなら、メロン狩りで農業を体験する外、静けさの中で純朴な村落の美しさを体験することもできます。「蓮蓮有魚生態池」は、もともと稲を栽培していた水田でした。創設者の黄国添さんが生態池を創り上げ、野鳥と水鴨が生息する楽園になったのです。蓮蓮有魚生態池には水草が茂り、様々な種類の魚類が生息しています。池の水生植物はどれも宝物であり、宜蘭県政府が積極的に復活し育成している堤を守る植物「風箱樹」(別名 水芭楽)、八角の香りと甘草の甘みに満ちた「大葉田香」と「光葉水柳樹」などがあります。現地では自家製の農作物を販売しているほか、水草のDIYイベントも開催され、農村の時をのんびりと快適に散歩することができます。新南の地元では、徐家の「阿祖ㄟ土礱間(ひい爺さんの精米所)」が時の移り変わりの中で保存されています。70年以上の歴史を誇る精米部屋(土礱間)にはいまだ使用できる懐かしの精米器具が残されており、現代の人々に伝統的な精米所の運営を理解させてくれます。88歳になる徐朝魁さんは今でも土礱間で忙しく精米をしています。徐朝魁さんと家族は手作りによる製法を遵守しています。薪の火で炒った玄米茶と古い石臼でゆっくりと研磨して作る米麩は、どれも懐かしの味が再現された農家の手土産となっています。

新南レジャー農業エリア
蓮蓮有魚生態池は水質が汚染されていません。もともと痕跡が消えてしまった水生生物も再び新南に戻ってきました
新南レジャー農業エリア
阿祖ㄟ土礱間(ひい爺さんの精米所)の精米の設備は、徐朝魁さんの心を込めたメンテナンスによりなおも使用できます

人、土地、鳥類をケアする田董米

かつて新南の水田は水鳥が越冬するための家であり、珍しい鳥類のツルクイナがここに出没していました。ツルクイナは「ドン~ドン~ドン」という鳴き声で鳴くことから、農家では「田董(ティエンドン)」と呼ばれていました。近年新南の水田は急速に姿を消しており、棲息する水鳥の数もはっきりと減少しています。バードウォッチングが好きな宜蘭育ちの林哲安さんは水田の保護を心に決め、年老いた農家の人々に田畑に農薬と化学肥料をまかないよう説得し、生産された米を「新南 田董米」と命名しました。自家生産自家販売により、人、土地と鳥類が健康になり、販売された利潤は直接農民とコミュニティに還元されるという良性の循環を築きあげています。田董米は新鮮な精米、真空パックで販売されています。また米麩、炒めた玄米、米のワッフル粉などの製品も販売しています。同時に人々に水田の里親制度を開放し、雑穀の株主を募集することで、新南の水鳥の楽園となる水田の環境をサポートしてくれるよう願っています。

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水鳥を守り、新南の水田の環境を守る田董米です (提供:田董米)

ハミウリを料理に取り入れた雅な美味しさ

ハミウリを料理に取り入れることで、特色ある美味しい料理になりました。「官夫人田園料理」には絶対に素晴らしい才能があります。金益田園美食坊は農業委員会の指導する田媽媽レストランのうちの1つです。地元で栽培されているハミウリから新たなアイディアによるハミウリ風味の料理を研究開発し、色と香りや味を備えた美味しい風味を表現することを得意としています。例えば熟していない小さなハミウリを漬物しにしたり、キノコ類、カボチャ、ブロッコリーと鳥肉を一緒に煮込んだハミウリのチキンスープもあります。色と香りと味をすべてそろえたハミウリの蒸し魚、ハミウリとエリンギの炒め物など、どの料理も尽きぬ味わいの美味しさです。

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ハミウリを料理に取り入れ、エリンギ、パプリカと爽やかな風味の野菜料理を創り出しています(提供:官夫人田園料理)