羅東渓レジャー農業エリア

泉から湧き出る流れ、漂う蓮の香り。朝日の中での蓮の収穫は、快適さと楽しさへと変わる。心のままに蓮の花の池を歩き、自由自在に遊ぶ。生活を楽しみ、さらに素晴らしい体験をする。

雪山山脈より湧き出る泉の恵みにより、宜蘭羅東鎮の羅東渓レジャー農業エリアは蓮の養殖、蓮の鑑賞、蓮を味わう聖地となっています。初期に地元の人々は蓮の花を栽培しました。しかし管理が難しいため、のちに色が鮮やかでエレガントで香りがよく、管理と手入れがしやすい香水蓮へと品種を変更しました。レジャー農業と蓮の花を結び付けて観光による経済効果へと発展させたのです。毎年夏になると、羅東渓レジャー農業エリアの蓮の畑では「白蓮嬌、紅蓮艶(白い蓮の花は愛嬌があり、赤い蓮の花はあでやか)」とされる美しい花の景色が展開します。特に早朝の光が照らす頃には、様々な色の蓮の花が次第にほころび始め、地元で最も美しい時となります。

花の生態とその物語は、ロマンスとインテリジェンスに満ち、人々にあこがれを抱かせます。香水蓮を知りたいのなら、羅東渓レジャー農場エリアの旅行サービスセンターが開催しているプログラム「幸福彩蓮趣」に参加しましょう。必ずや収穫を得て、極めてたくさんの成果がもたらされること間違いなしです。このプログラムは地元の「御品蓮レジャー農荘農創園区」の協力により開催され、予約制での申し込みを受け付けています。参加すると専門スタッフのガイドのもとに寸胴を着用して蓮畑に入り、ストローで花から分泌される花の露を吸い「朝の花の露を飲めば、若さが永遠に留まる」の趣を体験できます。蓮の収穫イベントが完了後、御品蓮旅行サービスセンターで蓮の香りのコーヒーを一杯飲み、蓮の香りのエッグロール、蓮の花茶などの手土産を購入できます。また蓮の花から煮出したスープで味わう蓮の香りの火鍋を楽しめば、一口ごとに豊かな蓮の花の清々しい香りの美味しさが味わえます。

「緑能友善農場」は羅東渓レジャー農業エリア旅行サービスセンターで開催される食農教育と「半日農村体験」のイベントのフィールドであり、地元の人々共同のイベントスペースでもあります。季節に応じて異なる種類のオーガニック野菜が栽培されています。農場内にはオーガニックの畝は、羅東渓レジャー農業エリアの民宿、レストラン会員及び北成社区が里親となり耕作しています。収穫された野菜は民宿の朝食の食材の供給源となり、宿泊客も「地元の食材で、旬を食べる」オーガニックでヘルシーな朝食が楽しめます。農場では半日農村体験を計画し、冬、春に開催しています。ガイドの先生が農場の生態、作物を紹介してくれます。先生による指導の元、野菜の植え方、土のおこしかたを学び、最後に農場で生産されている野菜を家に持ち帰ることができます。

「観蓮有機農場」ではオーガニック栽培を全力で推進しています。農場のオーナー陳慧観さんは観賞用に1ヘクタールを超える香水蓮、観音蓮、子時蓮と子母蓮などを栽培し、関連製品を製造しています。蓮の鑑賞には大自然の生物チェーンのメカニズムを利用し、蓮の成長に適したフレンドリーな環境を創り出しています。蓮畑からは泉のきれいな水が湧き、汚染されておらず、生物多様性の保存も兼ねています。いつでも魚、エビ、トンボ、水生昆虫、鷺、渡り鳥、水鳥やカエルなどが蓮畑で遊んでいるのを見ることができます。

「月牙泉渡假行館」の前には一面の蓮畑が広がり、宿泊客は夏と秋の2つの季節で窓の外に広がる蓮畑を堪能できます。
民宿の内装スペースは巧みな装飾が施されています。特に壁には角に可愛らしいイラストと装飾が施され、細やかな部分に目を惹かれます。ここに泊まれば、月牙泉が提供している自転車で附近の蓮の池を巡り、品位ある花の鑑賞の休暇を過ごせます。

「広興レジャー農場」は以前、養豚場でした。しかし国内で口蹄疫が大流行した後、畜産業を離れてレジャー農場へと転向し発展しました。現在は親子連れの観光客に人気の体験農場となっています。広興農場の小さな池、木製の椅子やテーブルと東屋のどどれもが農場のオーナー曾おじいさんが自ら創り上げたものです。蘭陽平原の農村の風情を農場内に凝縮し、都会から訪れる観光客に伝統的な宜蘭の農村生活を試してもらっています。例えば焢土窯(土窯)、“ズボンの洗濯を兼ねた”シジミ獲りイベントなどです。大人が子供と一緒に遊び、お父さんやお母さんが焢土窯やシジミ獲りの優れた能力を見せつけるのにも適しています。子どもたちは同時に親たちの子どもの頃の楽し時を体験し、農場内で飼育されている豚、羊、ウサギ、ニワトリなどのかわいい動物たちを知ることができます。

羅東の旅にやって来たのなら、親しい友人に贈る手土産を購入するのに「宜蘭観光工場(羅東鎮農業組合養生文化観光工場)」は優れた選択と言えます。羅東鎮農業組合には消費者から喜ばれている2つの製品、養生ピータンと養生豆乳があり、宜蘭伝統の味を備えた農業組合の自社製品として公認されています。養生豆乳販売の歴史は古く、宜蘭の人々と共に歩み半世紀が過ぎ、宜蘭の人々から「宜蘭県のミルク」と呼ばれています。純大豆と砂糖で製造し、化学薬品、乳化剤と消泡剤は一切添加されていません。瓶の中には豆類の沈殿物があるため、地元の人は飲む前に先に瓶を振ります。宜蘭の人々が子どもの頃から飲んで育った栄養ドリンクなのです。また鉛を加えていない「養生ピータン」は人体に危害を与える重金属がなく、伝統的な美味しさを保っており、口コミでの人気商品となっています。