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苗栗縣

福興南和レジャー農業エリア

福興南和レジャー農業エリア
新鮮な牛乳の美味しさ、色とりどりの花の景色の美しさ、コーヒーの芳醇な香り、山一面のホタルによる驚きが草原、田園と林の間に満ちています。小規模農家と大自然の傑作が、旅人による驚きをお待ちしています。

都市の喧騒を遠く離れて山林に足を踏み入れる。走り回って飛び跳ねて、地面に寝ころび風に吹かれる。花やホタルを観賞し、林を散策し、鳥や虫の鳴き声を聴く。ここには気持ちよく快適な生活が待っています。すべて福興南和レジャー農業エリアで楽しむことができるのです。苗栗県通宵の東側の丘陵エリアに潜む福興南和レジャー農業エリアは、果樹園、牧場、稲と桐の花でその名を知られています。小規模農家、牧場、コーヒー農園、民宿と陶芸の工作室などの業者が集まり、自然な生態と人文芸術によるレジャーの特色が発揮され、都会の人々がリゾートとしてリラックスし、心を癒すロハスな場所となっています。

福興南和レジャー農業エリア
飛牛牧場では優れた牛乳による優れた製品を作ることにこだわり、自ら白プリン、パンナコッタ、焼きプリンなどの様々な製品を研究開発しています

牛乳で作るデザートのDIY

無限に広がる碧の草原を一望すれば、乳牛、大樹、白い壁の赤レンガの農舎で彩られています。「飛牛牧場」ではニュージーランドやオーストラリアの牧場の美しい景色が形作られています。どの片隅でも、ロマンチックな美しい景色を写真に映し出すことができます。飛牛牧場では乳牛を飼育しているだけでなく、農場内で生産された乳製品を加工して白プリン、パンナコッタ、焼きプリンなどの製品を製造し、自社生産販売モデルで品質をコントロールしています。牛乳は台湾の人々から深く愛されている飲物であり、飛牛は牛乳をテーマとして「フリフリ楽しむアイスクリーム」、「ロック瓶の中の手紙」、「ミルククッキー」、「牛乳ケーキ」、「ココナツ風味のスイートタルト」などのDIY体験イベントを開催しています。大人も子どもも牛乳で作るデザートの美味しさを味わうことができます。このほかには牧場内で動物農場に向かい、牛の乳しぼり、ウサギの餌やりを参観できます。またはのバルバドス綿羊が歩く羊の小路をのんびり散歩することもできます。

福興南和レジャー農業エリア
飛蛍農荘は初期の三合院の古民家が残されています。黎育辰さん一家は自分で野菜を栽培し客家料理を作っています

蛍の光が四季を通してやってくる

通宵の南勢渓の最上流に位置する「飛蛍農荘」は、3方向を緑の山岳に抱かれています。とうとうと流れる渓流は幽谷を貫き越えていき、優れた自然環境と生態が維持されています。黎育辰さんは苗栗の田舎に帰り両親の手助けをするため、飛蛍農荘の経営を引き継ぎました。黎育辰さんは子どものころから農荘周辺のホタルを見て育ちました。しかしホタルの生態についてはよく知りませんでした。「ホタルの父」陳仁昭博士が農場にきて学習した後、はじめて飛蛍農荘が最も特別なところは、1年四季を通していつもホタルの生息している痕跡を見つけることができ、特定の季節のみはじめてホタルを観賞できる制限を受けない事であると知りました。飛蛍は今でも初期の三合院の古民家が残されています。エリア内に元ある自然環境を破壊せず、生態保育と生態教育に準じた経営方針により、ホタルの生態解説ガイドを提供しています。黎育辰さんは紐を利用して子どもたちにアリ、バッタなどの昆虫の編み込み細工を指導し、懐かしの子どもの遊びの面白さを再現しています。

民宿のオーナーのロマンチックな田園

福興南和レジャー農業エリアには何件もの女性オーナーによる民宿があります。民宿のスペース、内装、庭園の環境とレストランのメニューにデザインの心を注ぎ込み、特色あるユニークな民宿の趣を創り出しています。「紅蜻蜓民宿」の建築は台湾の伝統的な屋上にコリント式のアーチ、赤色の外観で地元でも注目を浴びるランドマークになりました。人情味あふれるオーナーの王喜美さんは、自ら栽培しているバタフライピーでフラワーティーを入れてもてなしてくれます。草花や木々に囲まれた「如意園民宿」は、まるで西洋のおとぎ話に出てくるような森林のログハウスです。心を込めて農業に従事するオーナーの邱玲鈺さんは、観光客を招待して一緒に畑で野菜を収穫しに行っています。手を動かしてナチュラルでヘルシー、色鮮やかな田舎風味のピザを焼き上げます。「伽芝莱民宿」では芝生に赤い「囍」、白い「LOVE」の大賀なた文字の造景が佇んでいるため、地元で結婚するカップルの迎娶(花婿が花嫁を迎えに行く台湾の伝統的な結婚の際の儀式)の格好の場所となっています。オーナーの卓浄蓮さんは洋菓子を作る素晴らしい技の持ち主です。なじみ客は事前に卓浄蓮さんにバタフライピーのアフタヌーンティーを予約し、田園での素晴らしい時を楽しんでいます。

福興南和レジャー農業エリア
王喜美さん(後方)の経営する紅蜻蜓民宿は、まるで赤いお城のようです
福興南和レジャー農業エリア
如意園民宿ではバタフライピーを料理に取り入れて田舎風のピザを焼き上げています
福興南和レジャー農業エリア
卓浄蓮さんは田舎暮らしを熱愛し、伽芝莱民宿のために田園の趣を創り出しています
コーヒーファンの秘密の片隅

苗48郷道の山林の奥深くに、うっそうと茂る一面のクスノキの林があります。「上田珈琲」はその中に身を潜めています。緑の木々、フィトンチッド、コーヒーの香りと世間から隠れたような雰囲気に人々が引き寄せられています。上田珈琲のマネージャーである張国基さんは当初この一面のクスノキの林に魅せられ、生態への影響を最小限にした施工方式により上田珈琲の現在のグリーン建築によるコーヒー館を建設しました。極めてシンプルな構造、素晴らしく良好な採光により、地面まで届く大きな窓、半分が外にあるベランダと緑の山の景色が互いに溶け合っています。ここに来て最も愛する香り高く芳醇なコーヒーを一杯飲み、バルコニーの上のソファーに座れば、身も心も徹底的にリラックスした静かな時を楽しめます。張国基さんはコーヒーを深く研究しています。焙煎、研磨、コーヒーを淹れる時、貴重なのんびりとした時間を販売しているのです。張国基さんは小雨がしとしとと降る時、バルコニーから外のクスノキの林を眺めれば、葉が軽く揺れ、雨水の垂れる音、ぼんやりと流れ動くクスノキの香りを嗅ぐ。こうしてぼんやりと1日を過ごすと、緊張した身も心も癒されると話しています。

福興南和レジャー農業エリア
上田珈琲の造りはシンプルでナチュラル、広々とした食事スペースの雰囲気で、コーヒー愛好家のストレスを和らげてくれます