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南投 仁愛

伊娜泰雅風味館

埔里から国道14号線に乗って霧社方向に車で15分の距離にある南豊村(眉渓部落)は、清境や盧山温泉への中継地で、住民のほとんどが「セデック族」に属している。早くから「夢谷滝」が有名で、休日には観光客が後を絶たない。そのため、南豊は台湾政府による農業転換推進の最初のモデルとなり、台湾で最も早くからレジャー農園の開発が進んだ地区となった。
しかし、2004年の七二水害で流れ出た土砂により夢谷滝が埋没し、平地となったため、観光客の足は一旦途絶えた。危機はすなわち転機となり、行政院農業委員会が推進する農村部婦人支援プロジェクトの一環として「田媽媽(ティエンママ)-伊娜(イナ)泰雅(タイヤル)田園料理クラス」が2005年6月に誕生した。
「愛とは他の人の境遇に自分の責任を見極めることである」。「田媽媽-伊娜泰雅田園料理クラス」のリーダーである姜嬌妹(ジャン・チャオメイ)さんは身骨を砕いて七二水害の救済を支援し、タイヤル伝統料理を看板メニューにすることに尽力した。
料理クラスは地元の食材をメインに、原住民の伝統香辛料で味付けして、多様な人々の嗜好に合うよう伝統料理と現在料理のバランスをとっている。
地元の食材を利用して開発された「饗魚」や「翠玉鳳凰」など料理は、地元で養殖された鮎、イノシシ肉、山地鶏、高山キャベツ、ビーフトマト、黄金トマトなどに、山椒、山トウキ、山コショウ、野生の山タマネギといった原住民の伝統調味料を使って味付けし、調理したメニューで、最も新鮮で本格的な地元料理を低コストで消費者に提供できる。

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