彰化県では主に、ハマグリ、スズキ、ブラックタイガー、サバヒー、ティラピア、カキなど養殖産業が盛んである。
彰化王功の田媽媽(ティエンママ)のメンバーで班長の洪金釵（ホン・ジンチャイ）さんは、自分の家に養殖場を設置し、漁村を愛するメンバーたちに使ってもらっている。メンバーたちは特色があり、消費者の口に合う料理を開発するため、切磋琢磨を続けてきた。現在では、主に海産料理の特色を強調し、減オイル、減塩、減糖の「三減飲食」のヘルシーな海産料理を広めて、健康的なメニューを提供している。
経済的で、お得感があるメニューにするため、カキの油揚げ、イボニシの炒め物、ハマグリスープ、アスパラガス炒め、カキ入りピザといったメニューはすべて地元の素材を使用して、本格的な風味を味わえるようにしている。また、独創的な海鮮料理に加え、波と夕日を眺めながら味わうコーヒーや軽食を提供することで、田媽媽運営の付加価値を高めると共に、収益の増加ももたらしている。
王功漁港のレジャーイベント
最近、台湾政府は王功漁港周辺の芳苑灯台、王者の弓、生態観察橋、マングローブの林といった漁港の観光資源の開発に力を入れ、王功で最も特徴的なカキ採取車によるカキ田の見学や潮間帶の生態の観察を企画してきた。王功海浜地域はすでに重要な観光回廊となっており、漁村の人々の素養や生活環境も向上している。漁民に混じって海風に吹かれ、景色を眺めながら、コーヒーを味わうのは、現在の旅行客にとって大きな贅沢となるだろう。