双渓の山芋は仙人の食べ物と言われている。天然の山芋はスライスすると、非常に粘り気があり、内部にムチンと消化酵素が豊富に含まれているため、消化に役立つだけでなく、滋養強壮に優れた食品となっている。「基隆山芋」は世界ランク2位の原生種の山芋で、生産量が少なく、価格も高いため、市場での競争力がない。瑞芳区の農会では農家が山芋のデザートを開発できるよう支援している。また、山芋のデザートがさらに多くの人に受け入れられて、農民の生活が向上するように、2002年に田媽媽(ティエンママ)を設立した。
山芋饅頭(マントウ)、山芋トースト
山芋どら焼き、山芋ケーキ
野薑花粽(生姜チマキ)
「野薑花粽(生姜チマキ)」は自然の香料だけ使用し、人工の香料や調味料などは一切使用されていない。蒸した後、チマキの皮をほどくと、野生の生姜の花の濃厚な香りが広がる。季節ごとの製品が常時10種類以上生産されている。端午節は山芋の薬膳チマキ、中秋節は山芋ケーキ、元宵と冬至は山芋の団子スープ(湯圓)、春節前は山芋の八宝餅や紅麹を使った蒸しパン(ファーガオ)が作られる。すべて田媽媽(ティエンママ)のメンバーたちの手による山芋の力作で、「山芋専門家」の面目躍如である。