金針山レジャー農業区の田媽媽(ティエンママ)のメンバーである青山農場は、金針山の海抜800メートルの地点にある。農場は1967年に建設された。当時は金針花(きんしんか)の加工工場で、花を摘む人々の憩いの場でもあった。
太麻里地区農会は1998年から現在に至るまで毎年、忘憂フラワーフェスティバルを開催してきた。同イベントでは、もともとの金針花の収穫と加工作業がレジャー農業の形式に取り入れられている。現在、農場では季節ごとに、桜、台湾ユリ、アジサイ、金針花、ホタル、日の出、星空などの様々な自然体験を観光客に提供している。
農場の食事や飲み物の食材の大部分は金針山の山間部で栽培される金針花、生姜、茶葉、四季の野菜で、これらの食材は、太麻里地区の洛神花(ろうせんか)、木豆、ハラミツ、バンレイシなどの作物と組み合わされて、多彩な料理を演出する。農場では中国料理に加え、地元の特色を備えた軽食や飲料も提供している。
青山農場のすばらしい自然環境やフレンドリーな生態を体験してほしい。農場では、地元の地産地消による環境保護の取り組み方についても紹介されている。
交通手段
自家用車:
南迴公路(台九線)を南下または北上し、太麻里郷の中国石油ガソリンスタンド(約402.5km地点)わきの丁字路を金萱路(入口には金針花のシンボルを飾ったアーチがある)の方向に進み、金萱路に沿って山を上る。台九線から農場までは車で30分ほど。
列車:
太麻里駅で下車し、タクシーで農場に向かう。料金は片道500台湾元ほど。
飛行機:
台北から台東までの最短の行き方(ただ料金は高め)、台東空港行きの飛行に搭乗し、空港からタクシーで農場に向かう。
高速鉄道(台湾新幹線):
左営駅まで高速鉄道に乗り、左営駅で列車に乗り換えて、太麻里駅に向かう
バイク:
行き方は自家用車の場合と同様。時間も乗用車の場合と同様で、約30分。
自転車:
現実離れしているように思えるが、自転車で山を登る人は非常に多い。到達時間には大きな隔たりがある。最短は1時間ほど(選手クラス)で、最長は4時間ほど。上記は現在の記録だが、最短・最長記録とも後日更新されるのは間違いない。