観霧国家森林遊楽区は新竹県五峰郷と苗栗県泰安郷の間に位置する。大安渓と頭前渓の上流に属し、面積は907㌶。海抜2000-2500mの盛行雲霧帯に位置するので、夏は涼しく冬は暖かく、年間平均温度は13℃、北台湾の有名な避暑地である。
観霧山荘一帯は地勢が平らであるが、観霧全区ではほぼ険しい傾斜で覆われている。周辺の視野は広々としていて、起伏の多い連山は延々千里も続いている。特に雪山山脈の聖稜線は広々として雄大で、人に迫るような力を擁する等の理由で、この景色が平凡ではないことを感じさせる。大覇尖山の形は酒の樽に似て、「世紀奇山」の美名を得る。台湾で中高海抜の瀑布はあまりにも多くないが、観霧巨木群下の観霧瀑布の高さは30mもあり、水勢が満ち広がって、気勢をはる。霧林帯の観霧は午後から雲霧に覆われるので、幻のような奇異な景色を見ることができる。目線より低いところを見ると、視野は広くなり、目の前は素晴らしく綺麗な雲海ばかりが広がる。雲海と森林、連山を組み合わせた景色は台湾の代表的な描写で、観霧は台湾という綺麗な宝島の縮図である。
その他の情報
開放時間:台風の被害の影響で大鹿林道が封鎖されたため目下休園中。
注 意:この国家森林遊園区は乙種管制区に当たるため入山許可申請が必要。