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宜蘭 冬山

一佳村薬膳レストラン

田畑の中を進んで行くと遠くから「一佳村」の看板が見えてくる。緑の生い茂った敷地は面積が1,200平方メートルで、イヌホオズキ、スイカズラ、セキドウサクラソウなど200種類以上の野生の薬草や野草が繁生している。
一佳村は冬山河の上流に位置しており、水質は汚染がなく、清らかで、自然の完全な生態系が備わっている。2002年に宜蘭県薬用植物協会がここで薬草を栽培し始め、2004年に一佳村が「青草養生健康料理」の提供を開始した。
田媽媽(ティエンママ)のメンバーである沈淑恵夫妻は薬草に関する豊富な知識を活用し、200種類以上の薬草の中から、食用に適した15種類の青草を料理に取り入れている。薬草は体を冷やす作用があるので、ここの青草料理にはそうした効果を和らげるために、ショウガ、枸杞(クコ)、赤ナツメが多く加えられている。
山油麻の葉には解熱効果と解毒効果があり、山油麻の葉をすりつぶしした後に、干した小魚と刻んだサツマイモを入れた葉のスープは粘り気のある濃厚な味わいを楽しめる。後味に苦味が少し残り、サツマイモの甘さが加えられているので、真夏に飲めば、さわやかな清涼感を得られる。「五色甘酒団子スープ」はもち米で作ったおにぎりの中に、紅麹、トチュウ、ブクリョウ、山クチナシ、台湾人参、ツルムラサキを混ぜて、彩り豊かな団子を作り、それに甘酒と枸杞(クコ)を加え、最後に溶き卵を加えたスープで、デザート感覚で食べられ、体の隅々にいたるまで健康促進が期待できる。

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