ドラゴンフルーツは果物の王様で、オリーブのような形をしており、真っ赤な外皮は目を奪われる色彩です。ばかでかい果実は一つ一つの重さが500-1200グラムもあり、飽きのこない甘さです。あっさりした味わいに微かな香りが漂います。大量の果肉繊維、カロテン、ビタミンB1、B2、B6、B12、C、カルシウムなどを豊富に含んでいます。台湾のドラゴンフルーツは主に赤皮・白果肉と赤皮・赤紫果肉の2種類です。
パッションフルーツは追熟型の果物ですので、実が自然に熟して地面に落ちてから、常温で2-7日置くと最高の風味が出る時期になります。栄養価が高く、タンパク質、多種のアミノ酸、ビタミンC、リン、鉄分、カルシウム及び粗繊維など、体に有益な多種の元素を豊富に含みます。新陳代謝を促し、美容とフェイスケアを支えます。
スイカは甘くてジューシーであり、渇きがいやせる爽やかな味わいで、真夏には最高の果物になっています。更には脂肪とコレステロールがないだけでなく、体に必要な代表的な各種栄養素をほぼ含んでいます。最高の栄養価と清らかさを誇り、一番安全して食べられる食品です。漢方学の学界ではスイカには清熱解暑(体温を下げ夏ばてを防ぐ)、多飲症の治療、利尿、酔い覚ましなどに効果的とされ、熱証、暑熱(夏の暑さによる不調)、多飲症、小便不利、喉の痛み、口腔の炎症、及び酒醉いの治療に使われています。
台湾のスモモは約14品種に分かれ、主な品種は赤肉プラムです。栄養素にはナトリウム、カルシウム、リン、鉄分、ビタミンA、C、B1、B2などがあります。果実はハート型で、果皮は赤でわずかに酸っぱさがあります。果肉は血赤色から紫まであり、表面には果粉が鮮明に付着しています。実は一つ一つがぎっしり詰まってジューシーです。色鮮やかで柔らかい果肉が食欲をそそり、甘みの中にも酸っぱさを感じる味わいです。やめられないおいしさのスモモです。
台湾のマンゴーには数多くの品種があり、とりわけ愛文芒果(アップルマンゴー)と金煌芒果(キンゴーマンゴー)が最も有名です。肉質が繊細で、実がぷりぷりして、爽やかでモチモチ感があり、味は甘酸っぱく、その比率は黄金レベルだと言われます。栄養素には、果糖、ショ糖などの炭水化物、ビタミン C、ベータカロテン及びカリウムなどの成分を豊富に含み、糖度は約12~15度です。
台湾の桃は毎年早春に花が満開になります。柔らかさと鮮やかな色が魅力で、夏には甘く香る水蜜桃が実ります。台湾の水蜜桃は平地種と高山種に分けられます。栽培地域により口当たりも違い、更にはタンパク質、カルシウム、リン、鉄分及びビタミンB、Cを豊富に含みます。果皮にはつやと弾力性があり、うぶ毛がびっしりと生えています。果実はぎっしりと詰まり、濃厚な香り、甘ったるい口当たりが愛されています!
台湾の気候は冬・春は乾燥し、夏・秋は雨が多く、ライチの成長に適しています。産地は中南部が中心です。主に、次の品種があります。 玉荷包-これは肉質が繊細で、さくさく感と爽やかな甘さがあり、ほのかな香りと渋みが特徴です。 糯米糍-果肉が厚く、ジューシーで、蜜のような濃厚な甘さが特徴です。 黒葉-果実と種が大きく、肉質は潤いと柔らかみがあって繊細で、香りは濃厚です。 ライチはタンパク質、ビタミン、脂肪、クエン酸、ペクチン及びリン、鉄分など、さまざまな栄養素を豊富に含んでいます。
「百果の宗(果物の王様)」として慕われるナシは、現在栽培されている品種は14種で、そのうち高接ぎ梨が最も知られています。台湾で栽培される梨は、栽培開始時から収穫期まで常に果実袋で保護されており、農薬などの物質に汚染されることはありません。ナシは香り良く、食べてさくさく感あるおいしさが楽しめるだけではありません。豊富なタンパク質、脂肪、炭水化物、リンゴ酸、クエン酸、果糖、ビタミンB1、B2、Cなども含んでいるのです。
台湾で栽培されるブドウは約17種で、主に巨峰ブドウです。ブドウは粒が大きく、硬く丈夫であり、貯蔵で長持ちする果物です。味わいは甘くおいしく、栄養素を豊富に含んでいます。市場には世界各国からの外国産ブドウで溢れているかもしれません。それでも台湾産のブドウのあの芳醇な香り、甘酸っぱいおいしさは、やはりそれらに引けを取りません!
アボガドは、果実の中には大きな種と果肉があり、口当たりが滑らかで、クルミとバターのようなミルクの香りを放つので、「森のバター」と呼ばれています。ギネスブックで最も栄養価の高い果物と認められ、炎症予防、アンチエンジング、心臓のケア、栄養補給に効果があり、体にも非常に多くの利点があります。栄養バランスが良く、更には主食にもなる優れものです。
龍眼の主な産地は台湾中南部低海抜山地に分布し、品種は約13種あります。新鮮な龍眼は、果肉がきらきらと透明であり、じめじめした粘りがなく、食べると肉質に爽やかな新鮮さと甘さがあるのが分かります。龍眼干しは古い祖先が発明した土窯で焼いて作るものです。それは、龍眼の枝を乾燥させて薪にし、とろ火で焼いて果肉の栄養素を閉じ込めますので、食べた時の口当たりも良くなります。台湾に来たらお土産には欠かせない農特産品の一つでしょう。