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第1日:九曲洞 -> 天祥 -> 蓮花池散歩道

第1日
九曲洞 -> 天祥 -> 蓮花池散歩道

第1日:九曲洞 -> 天祥 -> 蓮花池散歩道

台湾東部の花蓮県にあるタロコ国家公園は、雄大な山水や長春祠や燕子口、九曲洞などの峡谷美が広がる峡谷型国家公園に属し、有名な白楊瀑布や清水断崖では、そびえたつ連山や大自然が作り上げた地質の妙を実感することができます。
この地区は植物も非常に豊富です。広葉樹が主ですが、タロコから天祥までと文山一帯は熱帯モンスーンの雨林植物が多くなります。緑水と合流散歩道の間はヤマジノギクなどが多数あり、長春祠散歩道ではタイワンホトトギス、蓮花池と梅園から竹村散歩道までは台湾蘆竹、神秘谷散歩道ではシダ類の山蘇花や広葉樹を観察することができます。
この一帯は珍しい動物が豊富です。峡谷では台湾ザルやアカハラリスが姿を現します。立霧渓口両岸台地の崖や白沙橋付近、蓮花池、神秘谷散歩道では、台湾ザルのほかにイノシシ、キョン、ハクビシン、野生のヤギやウサギ、ヘビをよく見かけます。
タロコ国家公園は、バードウォッチングにも最適です。この一帯では少なく見積もっても89種の鳥類が棲息しており、山間の渓流でよく見かけるのがミズツグミ、ルリチョウ、紅山椒、タイワンヤマムスメ、ヒメオウチュウ、ズグロヒヨドリ、キイロハラルリチョウなどです。蓮花池や梅園-竹村散歩道は、山紅椒やトラツグミなどの低海抜に棲息する鳥類を観賞することもできます。緑水-合流散歩道と神秘谷散歩道もバードウォッチングに最適です。
蝶々もタロコ観光の大きな魅力です。台湾の代表的な蝶といえばアケボノアゲハですが、毎年7、8月になると峡谷の4本の散歩道(神秘谷散歩道、白楊瀑布散歩道、海園~竹村、蓮花池散歩道)は、野山を飛び交う蝶々でいっぱいになります。