自分をリセットして、大自然の宝物を探す旅に出かけよう。台湾の農村を楽しめる10のツアーを厳選した。ディープな旅を通して心も体もリフレッシュできるのは間違いない。 静かにゆったりと時間を過ごせる50歳からの「シニアツアー」で、そろそろ自分にご褒美をあげてみてはどうだろう。
♦ 健康ツアー | 千戸伝奇生態農場
♦ 健康ツアー | 三才霊芝農場
♦ 健康ツアー | 花露民宿
♦ ロハスツアー | 仙湖休閒農場
♦ ロハスツアー | 龍雲農場
♦ ストレス解消ツアー | 279順福天然農場
♦ ストレス解消ツアー | 蔵酒酒荘
♦ ストレス解消ツアー | 擁葉生態休閒農場
♦ グルメツアー | 頭城休閒農場
♦ グルメツアー | 卓也小屋
新北市三峽の山間(あい)に位置する千戸伝奇生態農場では、冷たく澄んだ山水を利用して、マス、スズキ、ヘラチョウザメ、チョウザメといった貴重種が養殖されている。チョウザメには捨てて構わない部位はない。骨は水晶のように透き通っており、チョウザメの骨を煮込んで作ったスープはコラーゲンたっぷりで栄養価が高く、味は濃厚で、美肌効果に優れている。 千戸伝奇農場のキッチンでは、チョウザメの料理教室に参加できるだけでなく、養殖技術の詳細や養殖従事者の生活を学び、どんな食材でもありがたく賞味しなければならないことを実感できる。三峡を訪れて自然の渓流を満喫し、千戸で大きな魚を捕まえ、養殖従事者の一日を体験しよう。
新北市石碇区にある三才霊芝農場は、台湾北部で霊芝の観察や学習ができるだけでなく、休暇を過ごしたり、ヘルシーな食事を楽しんだりできる健康と保養に最適な場所である。静かで美しい環境に囲まれ、水質にも恵まれているので、霊芝栽培に理想的である。 農場では、多数のおいしい農作物、健康的な野菜や果物、快適な宿泊施設など様々なサービスが提供されている。霊芝の不思議な成長するのを見るのは非常に特別な体験である。現在、3300平方メートルほどの農場で栽培されている霊芝は、主に春と秋の両方の季節に成長する特別な品種なので、農場をいつ訪れても味わえる。
花とハーブをテーマにした花露休閒農場は、花やハーブの特性を巧みに利用し、周囲の生態系に同化させた美しくリラックスできる空間を演出している。農場では環境に配慮し、化学肥料や農薬などを使用しない自然農法による有機栽培が採用されている。 園内では、四季折々の花をテーマにした落ち着いた庭園が楽しめる。空気中のフィトンチッドが注がれる優美な花や木の織物の中でゆっくりと流れる時間を謳歌すれば、日常のストレスから開放されるのは間違いない。ここでは、花びらを使った料理、手作りのローションセット、フットマッサージ、様々なエッセンシャルオイルの香りが楽しめる。 より快適でリラックスできるツアーを体験できるよう、お城のような宿舎には公園の花々が入ったエッセンシャルオイルが配置され、快適さを失うことなく、森に囲まれた環境が作り出されている。都会のジャングルに囲まれた旅行者は自然の本当の森の中に身を置くことで、新たな活力が得られる。 開花期:アジサイ(3~6月)、シャムチューリップ(7~10月)、ポインセチア(10~2月)、ジギタリス(10~1月)、ラン(通年)
台南東山に位置する仙湖農場は、人と山が共存できることを証明する優れたモデルとなっている。 仙湖は仙境の湖という意味である。早朝や夕方または雨上がりに発生する雲海で、山が湖に浮かぶ小島のように見えることから、地元民の間ではこの名称が定着している。ロッジは標高277mの独立峰の頂きに建てられている。広大な丘と平原が交わる山頂の草原には遊水地があり、草原や山林には小動物が生息している。 200年前まで、この山には野生の竜眼の森が広がっており、独自の「調理法」や「山岳文化」が発展した。仙湖はこの精神を継承し、景観、宿泊施設、飲食、農産物などを通じて、地域の生活スタイルを育んできた。
龍雲農場は森の中に位置し、一年中雲に包まれた極上の避暑地である。森の小道を散策すれば、自然の美しさを満喫し、空気中に含まれる豊富なフィトンチッドとマイナスイオンを浴びながら大自然の恵みを満喫できる。農場では、旬の有機野菜を提供してゲストから喜ばれており、夜間の豊かな生態系は無限の驚異に満ちている。 長靴を履き、帽子をかぶり、農村ではLVと呼ばれる「漁師バッグ」を背負って出発しよう。農場オーナーの案内で、無農薬の畑の説明を聞き、野菜の収穫を体験できる。キッチンに移ると、地元の味を教えてくれる専門の「農村のシェフ」の手ほどきを受け、雲に包まれることもあれば、晴れ間から遠くの山々が現れることもある山林の美しい景色を眺めながら、料理を体験できる。
彰化三合院にある279順福天然農場のオーナーは、都会の喧騒から離れ、人と土地のつながりをより深く実感できる自然農法を実践している。熱意あふれるオーナーの鄒(ツォウ)さんは、台湾土肉桂(シナモン)の話題になると話が止まらなくなる。無農薬果樹園についての説明が終わり、果樹園に足を踏み入れると、貴重な植物は繁茂している。農場には、台湾土肉桂の木、沙莉(サリー)オリーブ、巨大なライムの実、ルビー、ベルガモットなどが栽培されており、自然の饗宴が楽しめる。
頭城休閒農場に併設されている蔵酒酒荘は、谷間に位置し、海岸線にも近いため、ワイン造りに最適な立地となっている。また、自社のナツメ果樹園と豊かな雪山から流れ込む甘泉を利用して、独自のナツメワインの開発に成功しただけでなく、北部台湾で初めてグリーン建材のコンセプトを取り入れたワイナリーとして、「水循環システム」を用いて植物灌漑用の生態池を維持し、海の要素を取り入れた流木の庭園を構築している。 同ワイナリーでは、ワインセラー、5つ星シェフが腕を振るうグルメレストラン、レジャー体験型のパックツアーなどのサービスを提供し、タケノコ狩り.ホタル観賞、ワイナリー見学.フルーツの酒漬け、金の採掘ツアー.蜜漬けナツメ、五穀探索.ワイン醸造といった豊富な体験ツアーを提供している。
山林全体を所有する擁葉生態休閒農場からは、遮るものが何もない自然の絶景が眺められる。同農場は有機農法の認証を受けており、豊富な生態系を備えている。春は桃、夏は梨、秋は柿、冬はオレンジといった四季折々のフルーツが楽しめるだけでなく、陶芸を学べる陶芸教室も開かれている。「梨物語」という宿泊施設では、部屋の中から星や月を観測できる。また、周囲を森林が覆われているので、窓を開ければ、バードウォッチングやホタル鑑賞が可能で、夏は水の流れる音を聞きながら眠りにつくこともできる。
頭城休閒農場は120ヘクタールほどの敷地内に、豊かな水をたたえた3本の小川が流れ、多様な自然の景観と豊富な生態系を備えている。ここでは、楽しみながら自然を体験できるイベントとして、農業体験や農村教育が取り入れられているので、田園や農家の暮らしの喜びを自由に楽しめる。また、健康的でオーガニックなツアーも楽しめるので、シンプルな生活に戻り、農家の暮らしを存分に体験したいという旅行者の欲求を満たす場所となっている。
時間がゆっくり流れる三義の街をのんびり散策し、卓也小屋を訪れて、自然本来の姿を見つけ出してほしい。 緑豊かな木陰にひっそりとたたずむ、山里をイメージした「卓也小屋」は6,600平方メートルほどの敷地を備え、草や木の1本1本にいたるまで、オーナーの卓(ツォウ)さんが10年かけて手作りしたものである。台湾初期の農村地域のローカルな生活が再現されており、ゲストがノスタルジックな田舎の暮らしを体験できるように配慮されている。 園内には天然の染め物工房、特色ある宿泊施設、菜食レストラン、藍染めのフリーマーケットなどがあり、農村の伝統的な精神と文化が見事に融合されている。園内を散策すると、古風で優美な木造建築と山林の風景が絵画のように折り重なり、夏には蝶が飛び交って、変化に富んだ美しい写真を手軽に撮影できる。 天然の染料植物は染め物や料理に使用できる。説明に耳を傾け、手作り作業を始めると、土地にやさしい栽培方法、地産地消、自然加工、グリーンクッキングといった飲食のコンセプトを理解し、人と自然の共存を可能にするツアーを体験できる。