文/ エディター・郭雪瑤、ネットニュース記者・Libra Shen
花蓮県富里郷東側海岸山脈の六十石山は、元々は阿美族が生活する場所でしたが、1959年8月7日に発生した八七水災で嘉南平原は大きな被害を受け、この一帯に住んでいた雲林の人たちは家族を携えて、六十石山に移り住むようになりました。移民者の割合は六十石山の人口の8割を超え、雲林の人たちは、古くは閩南(福建省南部)からの移民であったため、六十石山は「雲閩」とも言われるようになりました。現在、阿美族の多くがその他の地域に移住したとはいえ、六十石山の達蘭埠部落は依然阿美族発祥の地として、世俗を離れた昔からの独自な雰囲気を保ち続けています。現在は保留区に指定され、外国人は許可なく立ち入ることはできません。
山中生活の幸福:益順休閒農莊
しだいに多くの人が金針花の収穫時期より前に壮麗な金針花畑を鑑賞にやってくるようになり、旅行者の要求に応える形で、この地の人たちは民宿やレストランの経営を始めました。そのため、旅行者は花の観賞の他に、金針花のおいしい料理を味わったり農村での生活を体験したりするようになりました。『益順休閒農莊』の林さん一家の場合、雲林から花蓮に定住後、三代にわたって発展。息子の林俊傑さんは金針花のほか、お茶の栽培も始め、多くの賞を獲得しています。
農場から食卓へ:鉄掌櫃茶舍
天然資源を活用:羅山オーガニック教育園区
大魚池は羅山村のホットスポットの一つです。山の中腹に位置する断層池で、またの名を大埤塘と言います。元々ここは沼地で、元から居住する人たちは水を引いて池を作り、灌漑水田を作り、魚を養殖していました。この頃、歩道や涼み台を建設し観光客は景観を楽しむことがでるようになりました。
六十石山の美しい金針花畑では、先人たちにとらわれず、一から始める苦難を恐れない精神。羅山オーガニック教育園区では、現地の村民たちの古い文化を保存しようとする努力や天然エネルギーを活用する姿勢を。今回の旅を通じ、自ら幸せを開拓するということは思っていたほど難しくはないということに、改めて気づかされました。
益順休閒農莊
住所:花蓮県富里郷竹田村25鄰15号
電話:(03)882-1123、(03)882-1513、0911-862363
URL:http://www.goto60.com.tw/about.htm
鉄掌櫃茶舍
住所:花蓮県富里郷竹田村源和路11-1号
電話:(03)882-1670、(03)882-1051、0928-572808
URL:http://golden60.myweb.hinet.net/
羅山オーガニック教育園区(羅山オーガニック村)
住所:花蓮県富里郷羅山村9鄰15-1号
電話:(03)882-1189