頼偉志は台湾でも数少ないワイン専門家で、ブドウ栽培、ワイン醸造、レストランのソムリエなどを経験している。また、高雄餐旅大学と大葉大学のワイン課程で講師も勤めており、台湾でも10本の指に入る経歴の持ち主である。したがって、雅育レジャー農場を訪れた際の最も貴重な体験となるのは、台湾でよく見かけるワインのテイスティングを頼先生にお願いし、先生からワインに関連した知識を教えてもらうことである。
ブドウ園は民宿の後ろに位置ししている。訪問当時は周りをネットで囲まれた室内のブドウすべてに袋がかぶせてあったので、白一面の景色が広がっていた。半月も経てば収穫の時期を迎え、収穫時は壮麗な風景が想像される。ブドウ狩りの前に、最も重要なのは説明される注意事項に最後までしっかり耳を傾けることである。ブドウ狩りで最も怖いのはぶどう棚をうっかり切り落としてしまうことだ。翌年の収穫を左右する恐れがあるので、うっかりミスは許されない。
ブドウ園の中では作業がテキパキと進められていたが、こちらの質問すべてに快く答えくれ、かぶせてあった袋を破ってまで直接説明してくれた。頼先生は教室で教えていた経験があるため、どんな質問にもすらすらと応対してくれた。また、難解な理論も例えを使って分かりやすく説明してくれたので、何の問題もなく理解できた。
雅育レジャー農場のブドウの宿はヨーロッパの庭園のような風格を備え、庭には多数の樹木が植えられている。ヤハズカズラの棚の下に座ってそよ風に吹かれると、自然とリラックスした穏やかな気持ちになれる。収穫の時期の午後、農場に来て、ぶどう狩りやテイスティングを楽しみ、おしゃべりに花を咲かせてみてはいかがだろう。
雅育レジャー農場
電話:0972-318698、0937-680691
ホームページ:http://www.ikuvineyards.com/