文/ エディター・郭雪瑤、旅行記者・うさぎ
蘭陽平原は清の時代、日本の統治時代、北部の重要な穀倉地でした。雨量が豊富で水質がよく、水利設備も整えられ、また沿岸を通る海流で魚の収穫も豊富なため、この地は「魚米之郷」(物産が豊かな場所の意味)と呼ばれています。宜蘭に来たなら、すばらしい山水を楽しむ以外にも、この地のおいしいものや、三星葱、海鮮などの料理は見逃すことができません。 宜蘭地区は合計で約350トンの青葱を栽培しています。そのうち、三星郷の「三星葱」は250トンほどを占めています。一年を通じて市場に出回るため、「四季葱」とも言われています。白く、長く、繊細で味が濃いため、各種の食材と合わせるだけでなく主菜としてもいただけます。 葱そのものがすばらしい食感と品質とを持つため、シェフは三星葱を茹で鰹節と醤油とを合わせるだけで、さわやかでおいしい一品を作ります
知性産業の旅:三星青葱文化館
三星の『青葱文化館』では、葱の産地、構造、栽培に適した地理環境、青葱の栽培方法と現在の生産、消費過程の説明など、青葱文化に関する最も体系だった展示を見ることができます。さらに興味深いことに、葱の主要な害虫と総合的な予防について、PCを用いインタラクティブに体験することができます。農業に関する旅行を通じ知性を高めつつ、館内で美食も味わってください。
自然な味に感動:菇鍋美食体験館
『菇鍋美食体験館』は自家栽培の無毒のキノコ類を使い、宜蘭の葛瑪蘭黒豚、金車エビ、周辺のオーガニック農場で栽培された季節の野菜など、「農場から食卓へ」産直の新鮮でおいしい鍋料理を提供しています。『菇鍋美食体験館』は国内でも数少ないハラル認證された「田媽媽」レストランですので、イスラムの人たちからも好まれています。
健康でおいしい養生料理:一佳村養生レストラン
山水や虫の鳴き音が作り出す大自然の音:三富レジャーファーム
ファーム内には紫色の屋根と柱とを持つ紫屋森林カフェがあり、旅行客を迎えてくれます。ここでは、食事やアフタヌーンティー楽しむことができます。カフェ一番の名物は、紫芋を作ったムースとオーガニックミント香る紫森林コーヒー、ファーム内で栽培されている新鮮な柚を特別な方法で保存し作った柚子茶です。
蘭陽平原に出かけ、いろんな農産品を食して見ませんか。準備はいいですか
三星青葱文化館
住所:宜蘭県三星郷義德村中山路31号
電話:(03)989-5179
URL:http://www.sunshin.org.tw/guan
菇菇茶米館 & 菇鍋美食体験館
住所:宜蘭県冬山郷永興路二段48号
電話:(03)958-2299 (体験はご予約下さい)
URL:http://www.tea-riceresort.com.tw
一佳村養生レストラン
住所:宜蘭県冬山郷中山村中城二路 58 巷 11 号
電話:(03) 958-88526 (食事はご予約下さい)
URL:http://superior.jhongshan.org.tw/WebMaster/?section1
三富レジャーファーム
住所:宜蘭県冬山郷中山村新寮二路161巷82号
電話:(03)958-8690
URL:http://www.sanfufarm.com.tw