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東埔温泉

東埔温泉

東埔温泉郷は、玉山国家公園に近隣しています。高山に囲まれ、またいくつもの渓流が合流している風景の美しいところです。日本統治時代の東埔温泉は、警察療養所として使用されていました。のちにその豊富な水量を利用して一般の人々も、その温泉水を家までひいて使用していました。1980年代から観光地としてにぎわうようになり、それからは温泉ホテルなどが次々とでき、東埔温泉街として繁栄を見せるようになりました。東埔温泉の周辺には八通関古道、彩虹瀑布などの名所があり、そこでハイキングやトラッキングを楽しんだ後、温泉に浸かって疲れを癒す人たちが多く見られます。

東埔温泉は南投県信義郷にあります。台湾最大の梅の産地として知られ、毎年冬には温泉に入りながら満開の梅の花が粉吹雪のように舞う光景に酔いしれるのもなかなか風雅なものです。梅のお花見の名所である風櫃斗、烏松崙はいつも行楽客でいっぱいです。

東埔温泉

梅料理
南投県信義郷は台湾において梅の樹が一番多く植樹されているところです。梅の花が満開になる季節には、山全体が白雪に覆われたように見えます。そして、時折花びらが風に舞うと、梅林の小道に雪のように舞い降りては積もります。また信義郷の梅花にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが最も多く含まれているので、風味豊かで人気となっています。梅ジュース、梅酢、「Q梅(弾力のある梅)」、カリカリ梅など、さまざまな料理に利用できるのも魅力的な特徴です。