Q:『廻郷駅站』が掲げる主な理念は「有機、生活、飲食」です。このような考えはどこからきたのでしょうか?
A:地球は人類と万物生霊の共同の家であり、私達は誰もがこの家を守り、大自然の多元的な生態系に倣って、産業が発展することで生態系が破壊されるのを防ぐ責任があるはずです。そこで、私達は低炭素、友好的、安心、環境保護という原則に基づいて、ライフスタイルを改善すべきだと考えています。
Q:『廻郷駅站』の体験農耕活動を読者に紹介して下さい。
A:有機豆腐のDIYを例に挙げると、私達は原料に有機大豆を使っています。まず、洗ってから水に漬けた大豆と水を一緒にミキサーにかけます。それから大豆の搾りかす(おから)を濾して、しぼり汁を鍋の中に入れ、焦げない様に混ぜながら煮詰めます。豆乳を作る過程では大量の泡が出ます。その時、一般的な処理方法は消泡剤を使いますが、私達は水をかけて素早く温度を下げる自然の方法を採用しています。温度が74度位に下がったら、にがりを加え、豆花(豆乳プリン)のような塊ができるのを待ちます。最後にその塊を型に入れて余分な水分を切れば、有機豆腐が出来上がります。
Q:台湾で初めての「有機六次産業館」として、将来『廻郷駅站』が期待することは何でしょうか?
A:私たちは、農村は決して立ち遅れを意味するものではなく、むしろ時代に追いつくことができると思っています。若者はここでチャンスを見つけることができます。将来はもっと大勢の若者が故郷に戻り、外で学んだ様々な知識を持ち帰ってレジャー農業で長所を発揮し、農村を進歩させてほしいと思っています。そして最終的には、このパワーを都市にフィードバックし、社会の良い循環を作ってほしいのです!
苗栗縣