マンゴーの故郷に皆さんをお連れします。マンゴーで体と心を補いましょう。創意あふれるかき氷、特色ある料理、果物狩りの楽しさはどれも見逃せません。
玉井熱情小子マンゴー氷館
多くの観光客が玉井を訪れる時、忘れてはならないのは玉井老街でマンゴーかき氷を1碗注文し、暑さを和らげることです。老街の店はそれぞれが有名で特色を備えていますが、ここでは駐車がとても便利で、広々とした内部のスペースがあり、エアコンがしっかり効いている品揃え豊富な「玉井熱情小子マンゴー氷館(玉井熱情小子芒果氷館)」をおすすめします。
氷館は玉井区農業組合が経営しています。使用しているマンゴーは絶対に玉井の地元で採れたフレッシュフルーツを使用してます。原料に本物が使われているのです。看板メニューのマンゴーかき氷、マンゴーの雪花氷にはどれもマンゴーがたっぷりと敷き詰められ、豊かで鮮やかな黄色をしています。
おすすめしたいのはマンゴーが取り入れられたメニューです。「和風とんかつのマンゴータルタルソース添え」はもともとのタルタルソースにマンゴーを加えて味を調えています。オリジナルのソースにマンゴーの香りとほのかな甘さがもたらされています。タイ風椒麻鶏(鶏のスパイシーなから揚げ)にもマンゴーを加えて調理しています。台湾南部の強い日差しに最適な、ちょっとスパイシーな味わいが食欲をそそります。椒麻鶏のソースにはマンゴーの粒が加えられています。
一説によると、玉井のマンゴーの美味しさは、地質に加えてその気候によるものと言われています。同じ緯度にあるその他の地域であっても、台南玉井の愛文マンゴー(アップルマンゴー)の香りと甘さをコピーすることは困難なのです。
玉井区農業組合販売部の許秀玉主任は、玉井の土質がもたらすわずかな塩分に、斜面で排水が速いことが非常にマンゴーの木の育成に適していると述べています。玉井の地元民としての彼女からは故郷を熱愛する表情と気持ちがあふれ出ていました。
玉井区農業組合では新たに2種類のマンゴーのアイス製品をリリースしています。それぞれ粒を食べられる「マンゴーアイスクリーム」と「玉井情人果のシャーベット」です。本当にしっかりとした材料を使っており、その味わいは本物です。
マンゴーアイスクリームで最も重要なのは、愛文マンゴーのユニークな香りと甘い息吹を表現することです。これは「香りと濃厚さ」をアピールすることよりも重要なのです。熱情小子マンゴー氷館のマンゴーかき氷ははっきりと新鮮なフルーツの香りと甘さを伝えています。過度に濃厚にすることなく、化学添加物は一切使用されていません。このため溶ける速度が非常に早いのです。最大の特色は中に加えたフレッシュな果実で、アイスクリームが口の中で溶ける時に新鮮なマンゴーの粒をかみしめることができます。
「この玉井情人果(青い土マンゴーの砂糖漬け)シャーベットは本当にしっかりとした味わいです!本当にしっかりしているんです!」販売部の許主任がこのシャーベットを渡す際に、非常にしっかりとした目線で、この文句を言い続けたのです。シャーベットが口の中に入ると酸っぱさと甘みで眼が大きく見開かれます。一口ごとのどれもで情人果の清々しくシャキシャキとした口当たりを楽しめます。
氷館の隣はランク分け工場で、マンゴーを収穫する季節が始まると、いつでもランク分け工場内で行われているランク分け、計量、パッケージと箱詰めの画面を見ることができます。一籠づつすでにランク分けされた愛文マンゴーが目の前に並べられています。すぐに買って家に持ち帰れば「産地を食べる」最短距離です。最も台湾の代表的な味わいのギフトが必要なら、このチャンスを逃す手はありません!
左鎮駅氷城でマンゴーかき氷と出会う
人工的に地理的位置により区分けされた玉井と左鎮ですが、どちらのお隣さんも同様のマンゴーの生育環境があります。左鎮のマンゴーも同じようにフレッシュで美味しいのです。今年左鎮区農業組合では、台南の伝統的な中華菓子とマンゴーを融合した創意あふれるアイス「マンゴー椪餅」を発売しました。
椪餅は台南の伝統的な味です。以前女性が座月子(出産後に特別に体をいたわる期間)のメニューとしていたもので、中に空洞があり、中に黒糖を塗るお菓子です。伝統的な食べ方では空洞に卵を入れて焼く、栄養豊富なグルメですが、左鎮区農業組合では伝統的な食べ方を創意により改良し、マンゴーアイスクリームなどの餡を入れて、豪華でちょっと大げさな、絶対に満足できる創作アイスへと変化させました。
店員がスマートに椪餅を切り開き、マンゴーアイスクリームを2球入れます。さらに万丹産の小豆を入れ、情人果などのトッピングを加えます。椪餅の空洞の中にたっぷりと盛られていくのを見ると、心もまた満たされるかのようです。まさにちょうど良い量になったところで、店員があらかじめカットし準備してあった新鮮なカットマンゴーをスプーンで何杯もすくい上げて椪餅の周囲を埋め尽くしていきます。
小崇ㄉ果園
農業易遊サイトの投票結果によると、今この時、みんなが最も収穫してみたいと思う果物はマンゴーでした。玉井一帯でマンゴー狩りができる果樹園が5つほどあります。今回のおすすめは「小崇ㄉ果園」で、ユーモラスでプロフェッショナルな果樹園のオーナー李裕崇さんが皆さんをマンゴー狩りの楽しさへと導き、マンゴーについて学ぶことができます。
マンゴーについて最も多く質問されるのは以下についてです:
「どれを収穫できますか?」
「どれがおいしいですか?」
「いつまで待てば食べごろなのでしょうか?」
「香りがあるのに甘くないんです」
マンゴー狩りは果物を「狩る」だけではありません。小崇さんは果物狩りにおいてあらかじめマンゴーの果樹園の生態、栽培や植え付けなどの農法を紹介し、上述のような様々な問題についても1つ1つ答えていきます。絶対に「ゲートをくぐる→果物狩り→果樹園を後にする」のように簡単に終わらせはしないのです。
栽培や植え付けの技術と生産期間の調整を通して、小崇さんは毎年の果物狩りの期間は5月から7月末であり、3か月近くの期間果樹園で果物狩りができるとしています。果物狩りができる時間は午前8時から10時、午後3時から5時までとなっています。日中は本当に暑すぎるため、やはりエアコンの効いた室内でマンゴーかき氷を食べるのに適しています。果樹園内では除草剤を使用していません。長袖のシャツやズボンを着用し、帽子をかぶって日焼け止めをしっかりしてください。自分自身をマンゴーのように赤くしないでください。最後に、農作業の繁忙期で果物狩りを楽しめないようなことにならないよう、果物狩りの前にはあらかじめ電話での予約をお願いします。
小崇ㄉ果園は玉井の中心部から車で2分ほどの距離にあり、車での移動に疲れることもなく駐車もしやすく、非常に便利です。ここは1ヘクタールに満たない小さな果樹園に300本のマンゴーの樹が植えられています。並んだ木々には袋掛けされたマンゴーが豊かに実り、一望すると非常に壮観です。
どのマンゴーもすでに袋掛けされています。マンゴー狩りを楽しみたくても、どのようにして収穫すればいいのかわかりません。いったいどれを収穫できるのでしょうか。どれがおいしいのでしょうか。実は秘訣があります。現場でマンゴー狩りをしてはじめて最もパーフェクトな答えを得られるのです!
「マンゴー狩りの楽しさとは何でしょうか?」小崇さんはマンゴー狩りの最大の楽しさとは、摘み終えたマンゴーの袋を開く過程にあるとしています。あの興奮はまるで当たりくじの当選番号の発表を待つかのようです。自分が収穫したマンゴーはいったいどんな形なのか、熟し具合はどうだろうかなどが一度に公開され、とても刺激的です。同時に、マンゴーを収穫した満足さも全部顔の上にかかれているのです!
マンゴー狩りは学齢の子どもを連れてくるのに最も適しています。近年は多くの日本、香港、シンガポールなどからの観光客にも玉井でこうしたマンゴーを自らの手で収穫できるイベントがあることが知られており、参加者の人数は年々増加しています。台湾人もこの3か月のマンゴー狩りの季節を逃してはなりません!
走馬瀬レジャー農場
走馬瀬レジャー農場内の草原は人々を惹きつけ続けています。子どもたちは芝生の上で力いっぱい駆け回り、大人も木の下でピクニックできます。のんびりとした心持で農場内で公演されている「ウクライナ雑技ショー」を鑑賞すれば、様々なテレビで見ることのできる特殊な技が一度に目の前に展開します。ショーのスタッフが5メートルの高さの布の上で旋廻し、肢体の動作の奥深さを表現するのは、本当に驚きです。簡単で面白いマジック公演イベントでは豊かな表情を組み合わせており、子どもたちの目が惹きつけられること間違いなしです。虚と実の間のファンタスティックな魅力を体験できます。
玉井熱情小子マンゴー氷館
Tel:06-5748552
左鎮駅氷城
Tel:06-5731251
小崇ㄉ果園
Tel:0980-036320
走馬瀬レジャー農場
Tel:06-5760121