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雲林縣

金湖レジャー農業エリア

1つ1つと魚の養殖池が目の前に姿を現しました。塩気があり、ひゅうひゅうと吹く海風の中に浸っています。エビを捕まえ、馬蹄蛤(ヤエヤマヒルギシジミ)を採り、魚料理を味わう。大海原の潮風香る漁業の郷の風情は、面白さに溢れています。

魚の養殖場で魚とエビ、貝類がたくましく成長しています。どれも金湖レジャー農業エリアの豊かな資産であり、海に近い村に元気を注ぎ込み、観光客を呼び込んでいます。プラスチック製の筏に乗って養殖池で遊んだり、水に入ってシジミに触れたり、エビを採ったり魚を食べたり、カラスミを購入したり、それからカキの殻剥きなどの体験スケジュールを体験したり。どれも自ら好きなように学べる奥の深い海の風情です。土地の生態を大切にする養殖方法を知り、そしてじっくりと地元の漁業による美味しさを味わうことができます。

李富正さんと中学の同級生で経営する好蝦冏男社は、購入者が安心できる優れた蝦を購入し、食べることができるよう願っています

美味しいエビを食べ、エビの話を聴き、エビを採る

漁村や農村に育った若者の中で、ある人は故郷を離れて懸命に仕事をし、またある人は故郷に帰る道を探し続けています。「好蝦冏男社」の李富正さんはある日、中学校の同級生と一緒に豚舎でバーベキューをしている時に突拍子もないことを思いつきました。「室内でエビを養殖すればいいんだ!室内のエビなら天災による被害から逃れることができる。」この考えにより一念発起した8人の1980年代生まれの若者たちは、ある種のどうすることもできないような情熱と熱意を胸に行動を起こしました。年長者からうまくいくよう思われず、へこんだりもしました。しかしこの「冏男」たちは低密度の生態養殖法を用いて、池の中で同時にタマカイ、ティラピア(カワスズメ)、サバヒー、クロホシマンジュウダイ、セスジボラ、エビとカメを飼育することで生態のバランスを保った食物連鎖を築き、素晴らしいエビの養殖に成功したのです。

「どうぞ!先に調理したエビ食べてみて!」李富正さんが熱意を込めて観光客を呼び込んでいます。熟練した手つきでエビを鍋に入れ、蓋をしてからしばらくたつと、エビの香りが鼻をくすぐります。エビの殻をむき、そのおいしさを味わうのが待ちきれません。プリプリとしたエビの肉をたっぷりと口に入れた後解き放たれるおいしい汁は、本当に大声で「なんておいしいエビなんだろう!」と叫びたくなります。エビを食べ終わった後、エビの養殖に関する豆知識を聴きながら、李富正さんと一緒にエビ採りに行くこともできます。美味しいエビを食べ、エビについて知り、優れたエビを採る。冏男たちの独創的な「3つの心でのエビの生態体験」は確かにとても創意にあふれています。

舌を満足させる龍胆石斑魚(タマカイ)料理

金湖レジャー農業エリアで養殖されている水産物の種類は豊富で多元的で、エビも魚もあります。「明湖海産店」は龍胆石斑魚(タマカイ)料理で広くその名を知られています。明湖海産店のオーナー陳明宏さんは素晴らしい料理の技で、好評を博していました。友人の励ましのもとレストランを開き、看板メニューの「龍胆石斑魚(タマカイ)養生鍋」を販売しています。この看板鍋料理のために、陳明宏さんは魚の骨を選びスープを煮出し、さらに大量の新鮮なキノコ、ハマグリを入れて香りと甘みを煮出した後、魚肉を鍋に入れて湯にくぐらせます。魚の身のきめ細やかさ、すっきりとした甘みと魚の皮に豊富に含まれるコラーゲンの歯ごたえのあるなめらかさを楽しめます。このほか陳明宏さんは三杯魚頭(三杯:酒、しょうゆ、ごま油を加える調理法)、魚のステーキなどの異なる調理方法で、龍胆石斑魚(タマカイ)に異なる口当たりと味わいを与えています。口湖郷の地元のカキ、白エビなどの水産物もおいしくテーブルに上り、舌を満足させてくれること間違いなしです。

明湖海産店では洗練された調理方法で、龍胆石斑魚(タマカイ)の口当たりと味わいを昇華させています

達人と一緒にからすみを炙る

からすみは年の瀬と年越しの優れた手土産です。また客人をもてなすための珍味でありおいしい料理でもあります。人呼んで「からすみおじさん」の曽煥佾さんは、海洋資源の不足を感じて陸地でのカラスミの養殖技術の研究開発しました。生産から加工まで他の人の手を借りていません。また「一口食べ」シリーズをリリースし、カラスミを食卓に上る料理からおつまみへと変身させました。毎年冬至の前後から翌年2月はカラスミを加工する季節です。この時期に「カラスミおじさんの家」を訪問すると、カラスミの製造工程を探索できます。その他の月に来たとしても、カラスミおじさんは熱心にカラスミの生産方法を紹介してくれます。炙りカラスミ体験にぜひ参加してみてください。カラスミを食べるのには「眉角(秘訣)」があります。高粱酒をお猪口に入れた後で火をともします。まるごと1枚のカラスミを挟んで火の上で両面にわずかな焦げ目がつくまで炙り、スライスすれば味わえるようになります。研究開発のパワーに満ちたカラスミおじさんは、蜜ろうでカラスミのおいしさを封じ込め、無菌室で熟成させた「蜜ろうカラスミ」を開発し、2017年台北国際食品展覧会にて創新食品銀メダルを獲得しました。続いて冷蔵保存不要なカラスミをリリースし、伝統を打ち破り、世界へと進出しています。

「カラスミおじさん」曽煥佾さんは子どものころから父親について養殖漁業とカラスミの加工に従事し、カラスミ作製の優れた技術を習得しました

カラスミおじさんの家での炙りカラスミの教室と体験

「馬蹄蛤狩りを兼ねたズボンの洗濯」の馬蹄蛤(ヤエヤマヒルギシジミ)

ほぼこぶし大の大きさもある馬蹄蛤(ヤエヤマヒルギシジミ)は、金湖の地元の有名な特産品です。「馬蹄蛤(ヤエヤマヒルギシジミ)主題館」の曾界崇さんは10年以上前に友だちと海辺で遊んでいた際、絶滅の危機に瀕した貝類「紅樹蜆」を偶然にも収穫しました。家に持ち帰り研究すると、甘みがあり美味しい風味があることを発見したのです。曾界崇さんは魚苗の繁殖技術を用いて、紅樹蜆の人工繁殖に成功しました。その形状から「馬蹄蛤」と呼んでいます。馬蹄蛤を1個育てるには3から4年の飼育時間が必要となります。こうしてはじめて大きく立派な体形となり、簡単なことではありません。馬蹄蛤を普及させるため、曾界崇さんは養殖池に海水を引き入れ、海辺のマングローブの生態を創り出しました。観光客にズボンのすそを巻き上げて池の中で「馬蹄蛤狩りを兼ねたズボンの洗濯」体験を提供しています。多くの人が馬蹄蛤の味わいに興味を持つことから、館内でも馬蹄蛤の養生スープ、焼き馬蹄蛤などの料理を提供しています。殻を漂白すればDIYの格好の材料となります。組立てて小さなナイトランプや動物にでき、手を動かして実際に作品を作るのはこの上ない面白さです。

馬蹄蛤(ヤエヤマヒルギシジミ)は大きく、人のこぶしほどの大きさがあります

湿地を望み、漁村の美しい景色を鑑賞する

「瀛稼民宿」にはらせん状の展望台が設けられており、地元の人々から「口湖の101」と呼ばれています。客室のスタイルはカントリースタイルとインダストリスタイルがカバーされています。夜ここに泊まれば、ドアの前には牛挑湾渓流が流れ、シジミ漁の漁船がゆっくりと目の前を通り過ぎて外海へと向かうのを見ることができます。展望台に立ち、成龍湿地と湖口湿地を眺めることもできます。夜には、釣り竿を手にバーベキューをしながら夜釣りを楽しんだり、カラオケを楽しんだりなど、漁村の濃厚なのんびりとした雰囲気に酔いしれれば、格別の楽しさがあります。

瀛稼民宿の展望台に登れば成龍湿地、湖口湿地の風景を眺めることができます