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屏東縣

大花農場のバラツアー

広大な有機バラ園に足を踏み入れると、バラの香りに包み込まれる。有機バラを手摘みし、バラを使った香り高い料理を口にすれば、バラの香りで身も心も洗われるような花の旅を体験ができる。女子友や大切な人を誘って、花の鑑賞、食事、摘み取りといったロマンチックな旅を楽しむのに最適である。

大花農場は台湾最大の有機バラ農園で、環境にやさしい土壌作りに長年注力し、有機バラの栽培からバラをテーマにした複合産業へと農場を発展させてきた。また、自社の有機加工工場を設立し、バラの関連商品を多数開発してきた。毎年、11月から4月までの開花時期を迎えると、農業は無料で旅行者に開放され、有機栽培のバラを使った絶品料理を味わえる。100台湾元消費するごとに、バラ園のバラを摘んで持ち帰られるだけでなく、バラ製品の手作り体験もあるので、バラの香りを全身に浴びた感覚を経験できる。

大花のバラ園では食用のバラを自然農法で栽培している。農場で栽培されている「大花一号」や「大花二号」といった品種は、開花期間が比較的長い観賞用のバラとは異なり、屏東の熱帯気候に適した、直接食べられる有機バラである。「一号」はレイシのような香りがあり、主に香料として使用され、「二号」は強い香りを内に秘め、少し苦味がある。花はつぼみから満開になるまで、わずか2日と非常に速い。

また、早朝、太陽が昇る前に香りが最も強くなるので、機を逃さずに摘み取って、様々な製品に加工する必要がある。園内では、様々な種類のトマト、パッションフルーツ、バナナ、キャベツといった野菜や果物が多数有機栽培されている。これらの安全な有機作物は、園内のレストランで使用されているほか、直接購入することもできる。

園内には随所にレストランやレストエリアが配置されている。各エリアはそれぞれ独特の雰囲気を備えており、四方をバラ園の景色が取り囲んでいる。クラリンドウなどの様々な植物が栽培されているエリアでは、優雅で落ち着いた雰囲気の中、バラの中を使った様々な料理を楽しめる。メニューはどれも独特の風味があり、うれしい驚きを与えてくれる。「玫瑰小火鍋」(バラの鍋)は自家栽培の有機野菜を中心に非常に具沢山で、肉もバラの花の形に盛り付けられている。「玫瑰口水鶏」(バラの花をはさんだチキンサラダ)は、香港のシェフの指導で特別に作られたピリ辛のゴマダレとバラの香りが食欲をそそるメニューとなっている。

ロマンチックなポリフェノールチョコレートの手作り

食用のバラは料理をきれいに飾るだけでなく、ポリフェノール、フラボノイド、アントシアニン、ビタミン、多糖類などの栄養素が豊富に含まれており、鑑賞用のバラよりはるかに栄養価が高い。また、バラを蒸留して抽出したエッセンシャルオイルは、肌に潤いを与え、老化の進行を遅らせ、気持ちを落ち着かせるといった様々なヒーリング効果があるので、バラを食べれば食べるほどきれいになれる。

大花農場に来たら、最高にロマンチックなポリフェノールチョコレートの手作りに挑戦してほしい。大切な人と一緒に自分たちだけのチョコレートを作れる。溶かしたホワイトチョコレートにポリフェノールと乾燥したバラの花びらを加え、チョコレートの型に流し込んでから、冷まして、型から取り外すだけである。一粒一粒がバラの香りに満ちているだけでなく、ほんのりとした苦味もあり、ホワイトチョコレートの甘さとのバランスが絶妙で、大人の成熟した味わいを楽しめる。体験後には、ポリフェノールチョコレートを4粒持ち帰られる。1人あたり250台湾元の参加費用で、自分だけの心のこもったチョコレートギフトを入手できる。ロマンチックなポリフェノールチョコレートの手作りは大切な人や恋人と一緒に体験するのに適している。

有機バラ園での花摘み

笠をかぶり、かごを持って、花摘みに出かけよう。園内では赤いバラを自由に摘み取ることができる。赤以外の色のバラは農場が香水の製造に使用するので、摘み取りはできない。バラ摘み取りのコツは、八分咲きの花を選ぶことである。花びらを手のひらでそっと包んで下に曲げると、花びらだけが手の中にすっと落ちる。バラ園の一面に咲く花の中を行き来して、お気に入りのバラを選ぶのは、至福の時間となる。ただし、摘んで持ち帰ったバラをその日のうちに食べない場合は、鮮度を保つため冷蔵庫に入れるのを忘れないでほしい。水で汚れを落とせばいつでも食べられるが、花びらのローズティーも悪くない。お湯と水の割合を1対2にしてローズティーを淹れると、花の香りと甘みが口いっぱいに広がる。

花を摘んだり食べたりする以だけでなく、バラ関連製品を購入するのも忘れないでほしい。食べられるギフトで最もおすすめなのが「玫瑰多酚蛋捲」(ポリフェノールのエッグロール)である。同製品は2020年に屏東のギフト商品のトップ10に選ばれ、バラの濃厚な香りやカスタードの芳醇な味わいを体験できる。また、パンや牛乳と相性抜群のローズオイルやローズジャムも用意されている。さらに、100%バラから抽出した有機バラのエッセンシャルオイルはケミカルフリーの純天然精油で、人気の高い商品となっている。農場では、自家栽培のバナナやトマトなどの様々な有機野菜の販売に加え、バラの豆花(トウファー)やレモンセリーの製造も行っている。

20名以上のグループなら、バラ製品の試食や農場の体験イベントを含むガイド付きパッケージツアーの予約が可能で、費用は1人250台湾元である。

開園時間:毎年11月から翌年4月まで入園可能、毎週月曜は休園
Facebook:https://www.facebook.com/ROSEBOXGOOD