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花蓮縣

花蓮富里で米を味わい、梅狩りを楽しむ

花蓮県富里の六十石山では、毎年8月から9月に金針花(ワスレグサ)が一斉に開花し、多くの旅行者の目を楽しませます。ここでは金針花の季節以外にも、3月から5月にかけて梅を体験できる季節限定のイベントが開催されています。
富里は梅の産地でもあるのです。
梅園は海岸山脈の斜面に位置し、羅山有機村に隣接しています。耕作面積は2ヘクタールほどで生産量も少ないため、観光客に許される体験の数は限られますが、限定されたツアーでも訪れる価値は十分あります。

花蓮富里で米を味わい、梅狩りを楽しむ
圖說:梅体験には梅狩りと梅酢作りが含まれる。

季節限定の梅体験は次のように進められます。午前中は、富里農会と栽培者の先導で梅園に入り、梅を手摘みします。梅園への往復の道では、ガイドから富里羅山村一帯の生態が説明され、お昼に富里農会で富里米を味わいます。富里米、池上米、関山米のどれが一番おいしいか分かりますか。
「花蓮や台東のお米はどれもおいしいよ!」
農会のお兄さんから的を得た答えが返ってきました。ご飯をよくかんで食べると、富里米のもつ風味の違いがわかります。

花蓮富里で米を味わい、梅狩りを楽しむ
圖說:農会のスタッフは、自分の家では有機白米と有機玄米を混ぜて炊くと語った。

食後は、農会周辺の花畑を散策して写真を撮りましょう。花畑の中の米ぬかでできた巨人像が両腕を広げて旅行者を歓迎してくれます。巨人像は独特の形状で、写真を撮る価値があります。

花蓮富里で米を味わい、梅狩りを楽しむ
圖說:富里農会脇の米ぬかの巨人像。

午後のイベントは梅を洗って、梅酢を作る作業です。午前中に手摘みした梅を洗ってから乾燥させ、砂糖と酢を好みの割合で加えると、自分だけの風味の梅酢の完成です。完成品は600ccのビンに入れて持ち帰り、数週間寝かせてから開封して味わってください。

花蓮富里で米を味わい、梅狩りを楽しむ
圖說:摘み取った青梅が梅酢の材料となる。
花蓮富里で米を味わい、梅狩りを楽しむ
圖說:持ち帰られるのは右側の大きなビンに入った完成品

米粉を使ったエッグロールやおこし作といった、食べても、遊んでも楽しいイベントに親子で参加することをお勧めします。こうしたイベントは必要に応じて随時開催されます。
周辺を探索したいなら、近くに羅山村があります。自転車に乗って村内を回り、おいしい泥火山豆腐の店を見つけたり、トレイルに足を踏み入れて羅山滝の見学に行ったりして、中央山脈と海岸山脈に挟まれた縦谷地域のユニークで快適な暮らしを堪能してください。

花蓮富里で米を味わい、梅狩りを楽しむ
圖說:羅山村の落ち着いた景色。

花蓮・台東地域の稲作は通常年に2回(東海岸の一部の地域では年に1回のみ)なので、田植えを体験したい場合は、春休みや夏休みの前に現地の農会に電話で申し込んでください。縦谷地域の黄金色に輝く稲穂の波を見たい場合は、6月と12月の収穫期前を狙って訪れるとよいでしょう。