台湾は熱帯と亜熱帯気候の境界にあります。さらに海抜の高度の落差が大きく、非常に豊かな自然の生態があり、四季にはそれぞれ違った花卉と植物がみられます。 黄金の海岸 みなぎるパワー 毎年冬になると苗栗県の三湾、南庄、通宵一帯の郷や鎮の道路わきでは、一面のヒマワリの花畑が見つかります。南庄を通り過ぎる際には、1本1本がエネルギッシュな黄金のサンフラワーが、太陽に向かい勇敢に頭をもたげている様子に、多くのライダーと旅人が足を止めてこのすばらしく美しい景色を鑑賞しています。このほか南庄花海のとなりにはちょうど《南庄郷農夫市集》があります。ここでは最も新鮮な地元の特産品と季節の野菜や果物を提供しています。どうぞここに遊びに来て、農民たちの苦労の成果を支持し認めてください。 南庄に来たら《南江休閒農業区(南江レジャー農業エリア)》を訪れるのをお忘れなく。擂茶、餅作りのDIYイベントがあります。さらに地元の地鶏、山菜、手作りの漬物(酸菜)のおいしさ味わえます。毎年4月前後には、夜チャンスがあれば「キラキラ光る」ホタルを鑑賞できます。 紫色の海 美しい夢 外国企業の銀行で仕事をしていた女性とピアノ教師が、長期間欧米のハーブに触れたことで、自分自身のラベンダー畑を持つ夢を見始めました。2人はすべての家財道具を背負い、山に囲まれた台中の新社にやってきました。ホタルとカンムリワシをお供に、地主と共に一つ一つレンガや瓦を積み上げてテーマ建築とフラワーガーデンを創り出しました。またもとのビンロウ園をラベンダーとその他のハーブに植え替えて、正式に《薫衣草森林(ラベンダーの森)》を設立しました。 《薫衣草森林(ラベンダーの森)》で最大の面積を占めるラベンダーの品種は、はやくからヨーロッパで発展し非常に大きな産業規模となっており、地元の人の生活の一部になっていると言えます。台湾では初期に少量のラベンダーが導入されはしましたが、ここ10年はじめて比較的大規模な栽培がおこなわれるようになりました。このため《薫衣草森林(ラベンダーの森)》の創設者はラベンダー畑を開く努力をしただけでなく、関連するシリーズ製品の研究開発に努力しました。関連するハーバルライフのカリキュラムを教授し、レジャー農業と観光産業が結びつき、さらに多くの人々にハーブの優れたところを知ってもらいたいと願っています。パーク内のレストランでも特別にハーブを料理に取り入れ、一品一品に食欲をそそるおいしい料理を創り出しています。 《抽藤坑休閒農業区(抽藤坑レジャー農業エリア)》に位置する《薫衣草森林(ラベンダーの森)》では、色と形がどれもよく似た各種のセージと頭痛を緩和できるオレガノ、炎症の症状を緩和できるタイワンホトトギス、抗菌作用のあるテンジクアオイなどを栽培しています。20種類を超えるハーブの歩道でハイキングすれば気分が爽快になり、静かで憂いがなくなります。観光客は熱帯植物と台湾の原生植物を融合した「葛雷斯花園」では季節の違いにより梅の花、桜の花、アブラギリ、杉の木の風情を感じることができます。よりシンプルな幸福感を探すのなら、「初心小屋」は見逃せません。ここはデザイナーが特別に作り出した木造のスペースとなっています。 赤い海 純朴な情熱 花園や花屋でバラの花を見ることは珍しくありませんが、自らの手で摘んだバラは本当に珍しいものです。観光客が新聞紙で簡単に包んで手に持ち、家に持ち帰る準備をしている花束は、見た目は大したことがないように思えます。しかし親しい友達に贈る濃厚な気持ちと、オーナー夫妻の花への情熱がこもっています。 雲林県虎尾鎮に《自助玫珋園(セルフサービス・バラ園)》は位置しています。オーナーの陳三枝さんは原則的に「花を愛する縁のある人」だけに販売し、それぞれの花は硬貨で支払える程度の料金を受け取るのみです。最初バラの花はすべて販売マーケティングチームを通して輸送し販売していましたが、のちに孫をあやしのんびりした生活をおくり、収穫に間に合わないため、数千本のバラの花を栽培しているパークを開放し、セルフサービススタイルへと変更しました。お好きなら自分自身で切ることができます。 《自助玫珋園(セルフサービス・バラ園)》の1本1本の花は、どれもオーナー夫妻が心血を注いだ花たちです。バラの花の天敵が花弁や葉を食い荒らさないよう、大金を惜しまずスクリーンルームを建設して栽培し、花の品質を維持しています。このように花を重視しているため、「つぼみは切り取らず、美しくないと思ったのは切り取らず、目いっぱいに咲いてもうすぐ枯れるものも切り取らない」などの気づかいを観光客に促しています。 春、どこを訪れるべきかをまだお悩みですか?身も心も花畑に浸かり、しっかりリラックスしてください!