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臺中市

梨之郷レジャー農業エリア

一株一株の果樹がしっかりと東勢の土地に根を下ろし、農家の人々にきめ細やかに手入れをされています。新鮮でおいしく香りが鼻をくすぐる果実は、果物の郷の最も誇らしい収穫となるのです。

「果物の郷」と呼ばれる東勢は、穏やかな気候、十分な雨量、朝晩の気温差が大きいことから、果樹は日中光合成をおこない養分を吸収できます。夜になると気温が下がるためゆっくりと成長します。果実により多くの糖分を蓄えさせるため、優れた頻出の果物が育まれるのです。1970年代、東勢の教員を退職した張榕生さんは梨山の新世紀梨のナシの枝を平地の横山梨の木に接ぎ木し、横山梨の木にきめ細やかな果肉の糖度の高い、収益の優れた高接梨を実らせました。張榕生さんは無私無欲で農家の人々とシェアし、この高接ナシの技術を普及させ、東勢の高接ナシの産業を切り開きました。現在梨之郷レジャー農業エリアでは、野山いっぱいのナシの木の様々な姿が見られます。初春の時には、雪にも勝る純白の梨の花が満開となります。仲夏のころにナシは熟し、実が枝いっぱいに実ります。甘やかな呼び声が、観光客を最も甘く汁気たっぷりのナシを味わいに来るよう招いています。

松果園のオーナーの呉松慶さんは果物狩りの面白さを体験に来るを待っています

梨の木の里親制度で果物農家になる

2016年、梨之郷レジャー農業エリアでは「都会の農家-ナシの木の里子制度」をリリースしました。たった新台湾ドル2500元で梨の木の里親となることができます。里親となる期間の果物農家と約束した時間に、自らナシ園で里親となった梨の木の除草、水やり、間引き、袋掛け等を行い、その中から「1個の梨を12回触る」の育成過程を知ることができます。収穫の季節を待ち自らの手で果物の収穫にトライすれば、さらなる達成感が得られます。「松果園」のオーナー呉松慶さんはこのイベントに協力するために、都会の人々がコンクリートジャングルを抜け出し、梨の郷レジャー農業エリアで土地に親しみ、豊かな収穫の感動をともに楽しみに来るのを歓迎しています。父親から梨園を受け継いだ呉松慶さんは除草剤を使用しないことにこだわっています。呉松慶さんは自らナシを植えることを運動として、松果園では豊水、秋月、秋黄、秋蜜、日光、南水などの品種のナシを栽培しており、安心して味わうことができます。

梨につて聴き、接ぎ木について学ぶ

梨之郷レジャー農業エリアは東勢区農業組合とこの土地を愛する地元の人々により成立し、「梨」の文化の伝承と普及を行っています。東勢発の第1本目の接ぎ木のナシの木は、東勢区農業組合の企画した「梨文化館」の裏手に位置し、梨文化館は「擁葉生態農場」内に設立されています。高接梨を知るためのスタート地点であり、現地では高接梨の接ぎ木体験を提供し、観光客に遊びの中で学び高接梨を知ってもらっています。農場内いっぱいの果樹が栽培され、甘柿、梅、オレンジ、紅玉桃などがあります。梅の季節には梅酢、梅の漬物、梅酵素等DIYイベントが開催されています。擁葉のオーナー葉泰竹さんは陶芸に心酔しているため、農場内では陶芸遊びも開催されており、手作りの美しさを感じることができます。このほか、自家製の客家豆腐乳は観光客からの称賛を受ける、リピート率が極めて高い手土産となっています。

擁葉生態農場の客家豆腐乳は懐かしの味わいです

陶芸による創作を愛する葉泰竹さんは、陶器の手捏ねと手びねりのコップ体験イベントを開催しています

羅茂森さんは麻竹タケノコを栽培しています。きめ細やかですがすがしく甘みがあり、汁気たっぷりです

優れたタケノコは空を見ず

もともと梨を栽培していた羅茂森さんですが、梨の木が台風の被害にあい破壊されたため、園内の土の層を観察していました。土壌に厚みがあり、水源が十分なことから農家の友人たちと経験を交換した後、麻竹タケノコの栽培への変更を決定し、「茂森筍園」を梨之郷レジャー農業エリアで唯一のタケノコ園にしました。麻竹タケノコの栽培には非常に多くの秘訣があります。羅茂森さんは麻竹タケノコにオーガニック肥料を施し、黒い布で覆っています。麻竹タケノコが光合成をできないようにして、さらにきめ細やかですっきりとした甘さの汁気たっぷりの優れたタケノコへと育てているのです。麻竹タケノコが太陽の光に接触する機会を減らすため、毎日早朝の3-4時を選びタケノコ狩りを行っています。収穫後急ぎブースで自ら販売していますが、すぐに売り切れてしまいます。羅茂森さんは黒い布の隣から出てきた青いタケノコを千切りにして酸筍を作製しています。酸辣湯、肉入りの羹や酸筍スープを作るのに適しています。すっきりとしてシャキシャキしたさわやかな口当たりのわずかに酸味を帯びた美味しさは魅力的で、お母さんたちが愛する手土産です。

山水雲をのんびりと散歩し ロハスでのんびり農業を楽しむ

「山水雲生態農園」に足を踏み入れると、まるで宝物庫に足を踏み入れたかのようです。オーナーの劉春台さんはここで果樹を栽培し、民宿を経営しています。2代目の劉正彬さんは若いころに故郷に戻り父親を手伝うことで、精緻な農業を発展させてきました。温室でパパイヤ、美濃瓜、ミニトマト、黒美人スイカなどの果物を栽培しています。フレンドリーな農法、ヘルシーで体をいたわる経営理念をアピールしています。山水雲に足を踏み入れると農作物と生態環境を知ることができるほか、漆工芸を体験し、日本の伝統的な蒔絵の技法にトライすることができます。園内で自分の好きな木の葉を採集し、生の漆を塗ってアクリルの上にプリントします。さらに貝殻の粉をまぶして輝きを増加させます。農園ではキクラゲの収穫し、木耳露(キクラゲのシロップ)を作製する農業を楽しむイベントを計画し開催しています。とっても面白いこと間違いありません。

劉正彬さんは温泉でキクラゲを栽培し、フレンドリーな農法をアピールしています

漆器は梨之郷の特色ある産業です。山水雲では精巧で美しい漆器の箸を販売しています(提供:東勢区農業組合)

“心有林畦”で木になる

「心有林畦」は梨之郷レジャー農業エリアの新たな軍勢です。木々が好きな林春子夫妻が共同で創り出しました。園内には貴重な60年のリュウガンの木がある外、園内ではマダガスカルアーモンド、五葉松、シマトネリコ、ナンヨウスギなどの林が丁寧に手入れされています。また100株近いラクウショウを植え、ラクウショウの林道を創り出しています。荘園全体は樹を主役としているため、それぞれの木のどれも自分のネームプレートがあります。荘園のオーナーも老木の枯れ枝を使って民宿とレストランの室内スペースを飾ることで、老木の命の価値を継続させています。ここに宿泊すると、自分で食材を準備して山に登ることができます。オーナーシェフに予約することもでき、暖かで自由自在な休暇を過ごせます。ここを後にする前には、オーナーの自家製の梅酢をお忘れなく。幸せな感覚が続きます。

心有林畦から見下ろすと目の前には緑があふれる、素晴らしい視野を楽しめます